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《閉店セール》古本屋「たらの芽書店」が惜しまれつつ今月末で閉店。

皆さん最近本屋さんで本買ってます?

amazonで「ポチッとな」してばかりの人も増えてきたのではないでしょうか。

目黒銀座商店街の中程にある、古本屋“たらの芽書店”が惜しまれつつもこの1月末(2013年)で閉店されるそうです。

現在、閉店セール中とのことでお邪魔してきました。

 

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見事な古本屋然とした佇まい。

地域の方々に愛される目黒銀座商店街の風景が少し変わっていく気がして、切ないですね。

セールの内容は、

600円以上お買い上げで全品半額、文庫本全品105円。

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店頭のラックには比較的新しい漫画や雑誌や懐かしの映画パンフレットの数々が陳列されています。

パラパラとめくりながら、自分も昔集めてたな~と懐かしい気分に浸れます。

 

また、絵本のラックもあり、ちょうど小さなお子様連れのお母さんが、絵本を見ながら会話中。

「あっ、これ持ってる!」

「これお母さんが好きだった絵本だよ」などなど。

たしかに子どもが大きくなったら、こうやって古本屋さんに行き着くことで、次の世代へと大切な本が読み継がれていくって、いいですよね。

 

お店に入ってすぐのところには、数々のカルチャー系やライフタイル系の雑誌が豊富に陳列されてます。

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青春時代を思い出しますね~

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2000年代前半のものが多いようです。

カルチャーってぐるっと一回りして今また新しく見えることもありますし、現在のトレンドとどこかしらで繋がっていたりするので、そういった視点で昔の雑誌を見ると刺激的ですよね。

 

その横には、赤文字系の雑誌もザックザクです。

女子でもフラッと来て、楽しめそうです。

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たまにはこれからの日本にあり方について考えよう、なんてあなた向けの池上彰さん新書も。

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中央通路の左側は洋雑誌コーナー、右側奥にはデザイン・アート系の書籍が沢山あります。

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デザイナーがアイデアに煮詰まった時に、参考に出来るグラフィックやフォント系の本が充実!

こういう本は定価で買うと高いんですよね。

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お店の左奥スペースは漫画と文庫本コーナー。

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漫画コーナーで注目してしまったのが『20世紀少年』。

多少飛び飛びの品揃えですが、久々に読みたいな~

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そして完全なるマスターピース『AKIRA』を発見。

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なぜか2巻だけ3冊もある、という微妙な充実感ある品揃えですが。

先に映画から入って、後から漫画を読んだんですが、アニメ版と大きく異なるストーリー展開の違い、一コマ一コマの画力に凄さに没頭し、寝ずに何度も読んだものです。

まだ読んでない人は、必見!

 

漫画コーナーの対面は分類しずらいムックや少し変わった書籍類のコーナー。

中目黒新聞ピックアップの注目本、まずはこちら。

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みんな大好き、ハヤオ ミヤザキの『もののけ姫を描く、語る』。

ジブリ作品の中でも、戦闘シーンの残酷さが際立つ作品でありがなら、躍動する登場人物や生き物達の姿を斬新に描き切った超大作として有名ですよね。

アニメを超えたカメラワークや、後年に映画『アバター』にも多大な影響を与えるアジア的環境スピリチュアルストーリーの生まれたきっかけなどが、書かれているでしょう。(スイマセン、読んでいないので、予測です。。)

 

そして2冊目。

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『少林寺拳法 その思想と技法』。

今のボディに満足していないジャッキーチェン世代のあなた。

この本で今一度鍛えなおしてみてはいかがでしょう?

 

他にも音楽系や映画系のコーナーなどもあります。

 

そしてお父さん、お待たせしました!

最後にご案内するのが・・・

 

 

 

 

禁断の「大人の秘密コーナー」

 

 

 

おっと、

無意識に手が伸びます。

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失礼しました。

本能って怖いですね。

 

頭を冷やしちゃんと紹介せねば!

よく見るとあるじゃないですか、あの女優、あのグラビアモデルの写真集の数々。

ここでも、中目黒編集部のオススメ本を紹介。

 

一冊目は。

 

 

 

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『飯島直子写真集 NAOの方舟』

 

ジョージアのCMの飯島さん、深夜に眠い目擦りながら見ていた、『DISUKI!』見てたもんなー。

その当時の飯島さんが、ぎゅっと詰まった一冊になってる、はずです。(ラップで巻かれてるので買わないと中は見れません)

 

そして2冊目。

 

 

 

 

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あっ!

手が勝手に!!

この左手め~

 

あんまり遊んでいると店長さんに怒られてしまいますので、名残惜しくもこちらのコーナーはこの辺で。

 

 

ちなみに向かいのコーナーはより過激ゾーンですので自主規制させていただきます。

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閉店セール自体は12月より実施されていたとのことで、超掘り出し物はだいぶ売れてしまったそうです。

が、あなたにとっての「至宝の一冊」がまだ待っているかもしれません。

 

amazonのレコメンデーション機能では、絶対に出会えない本。

予定調和でなく素敵な出会いを演出してくれる古本屋さんって魅力的な存在ですね。

 

「たらの芽書店」さん、今まで沢山の本と出会う環境を作っていただき、ありがとうございました!

 

(も)

 

たらの芽書店
住所:東京都目黒区上目黒2-18-13
電話:03-3791-3243
営業時間:12:00〜22:00
定休日:無休

 

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