中目黒で感動のフルーツカクテル「ミクソロジーカクテル」に出会う「BAR ELIXIRS」 2015.2.27
□ BARデビューしてみたい(特に女子)
□ 女子に「すごーい」と言われたい(特に男子)
□ 他にはないお酒を知っている自分になりたい
□ 果物とか野菜が好きだ
□ 中目黒に行きつけのBARがほしい
ひとつでも当てはまった貴方! 今回取材と併せて制作したこちらの動画を再生してみてください。
どうですか? フレッシュのフルーツカクテルが大好物の中目黒新聞編集部員お気に入りのこちらの
「BAR ELIXIRS(バー エリキシル)」
は、中目黒駅から徒歩2分、東急ストアの近く。普通に歩いていたら通り過ぎてしまいそうなところに地下への入口がありまして、階段を下りていくと・・・
カウンターの向かいの照明が放つ色とりどりの光が印象的な店内は、8席のカウンターと奥に最大12名まで入れる半個室があります。
カウンターの向かいのバックバーはゆっくりとレインボーカラーに変化するのですが、気がつくと変わっている雰囲気をお酒と一緒に楽しめるのもBAR ELIXILSの魅力なんです。そんなカウンターの向こう側で迎えてくれるのは、
バーテンダーの羊介さん。
見た目とはちょっとイメージ違って、めちゃくちゃ話し易いお兄さん。
そして、目につくポイントとして、カウンターの真ん中にディスプレイされているフルーツの山!
女子はこれだけでもテンション上がっちゃうのでは?
そう、動画の時点でバレバレですが、「BAR ELIXIRS」は本格的なフルーツカクテルが楽しめるお店なんです。「フルーツカクテル? どこにでもありそうだけど・・・」などと言わずもう少し聞いてください。
ただのフルーツ入りカクテルとは違うんです。
わかりやすいように「フルーツカクテル」としていますが、「BAR ELIXIRS」で提供しているのは
「ミクソロジーカクテル」
ロンドンで生まれアメリカに広がったカクテルの新スタイルで、ミクソロジーとは「Mix(混ぜる)」+「Ology(学問)」の造語なんだそうです。新鮮なフルーツや野菜、ハーブ類と上質なスピリッツを混ぜるシンプルさが特徴で、リキュールは一切使わず素材の新鮮なおいしさを楽しむカクテルなのです。そして、ミクソロジーカクテルを作る専門家は「ミクソロジスト」と呼ばれるそうです。そんなミクソロジストでもある羊介さんにお話を伺いました。
――フルーツカクテル(ミクソロジーカクテル)との出会いを教えてください?
もとは大阪でバーテンダーをやっていたのですが、その頃ミクソロジーカクテルを知ったのですが、その奥深い世界への興味が高まり、24歳のときに都内のミクソロジーカクテルの名店「BAR RAGE」で修業させてもらおうと一念発起し上京したんです。ただ、訪問が突然すぎて(笑) 普通に断られかけたのですが、想いが通じたのか「1カ月後に来なさい」と言ってもらえ、なんとか入門させてもらえることになりました。
――それはまたアツいなー! ミクソロジスって、バーテンダーとしてのスキルやキャリアも大切なんですよね?
もちろんそうです。単純にフルーツを絞って混ぜればよいというわけではないので、お酒やカクテルの基本はとても重要です。ベースのアルコールの強さや酸味のつけ方など、あらゆる基礎があってはじめて美味しいフルーツカクテルができると思っています。ちなみに当店ではフルーツカクテルだけではなく、それ以外のお酒も美味しく出していますのでご安心ください(笑)
と、ここでなぜか若かりし日の羊介さんのお写真が流出。
え?どこにもいませんけど、と思いきや左のイケメンが若かりし日の羊介さんとのこと。ほほう、確かに面影ありますが、現在はちょっと貫禄出ちゃいましたね(笑)
さて、そろそろ他ではなかなか味わえないフルーツカクテルをいただきましょう!「BAR ELIXIRS」にメニューはないので、羊介さんとご相談。
春はマンゴーや桃、夏はメロンやスイカなど、季節の果物や野菜からカクテルを作ってくれます。いつでもある定番素材はバナナ、パイナップル、キウイ、トマトなど。そしてすべてのレシピは羊介さんの頭の中にあるんですって。この日のオススメは、デコポンとルッコラ。
ルッコラのカクテルってどんなの!?
っていうか、飲めるものになるの?という中目黒新聞の不安をよそにもう作り始めてくれています。
まずは素材をつぶして・・・
「BAR RAGE」時代から愛用しているというフランス産の高級ウォッカ「グレイグース」を入れます。嫌なアルコール感を抑えた仕上がりになり、のど越しがとてもよいのでストレートで飲んでも美味しいとのこと。
指定があればウイスキーやブランデー、ワインなどのベースでも作ってくれますし、ノンアルコールもできるそうです。そしてお店で搾りたてのフレッシュジュースとシロップ、氷を投入し、
シャカシャカシャカシャカ(高速)
ここちよいリズムでシェイクする羊介さん。シェイクする姿も絵になる美しさで、つい見惚れてしまいます。そしてシェイカーからグラスに丁寧に綺麗な色に仕上がったカクテルを注ぎます。
同時にデコポンとルッコラのカクテルをつくってくれましたが、無駄のない洗練された動きにホンモノ感を感じちょっと感動です。最後はトッピングして完成! まずはルッコラから。
――うわっ、きれい! 名前はなんていうんですか?
名前ですか・・・ 特に決めてないんですよ。「ルッコラのカクテル」と「デコポンのカクテル」でいいです(笑)
――地味(笑) さっそくいただいてみますね。
えっ、美味しい!!!
グラスを口に近付けるとほのかに草の香りが漂い、生搾りのフレッシュグレープフルーツの爽やかな酸味とほどよいルッコラの苦みが相まって、これはびっくりの美味しさ。「青汁かよ!」ってオチを期待してたのに、なんでしょうこのバランスのよさ。こんなの初めて!いやいやこれは参りました。お次のデコポンも期待大ですね。
まずは魅惑的に仕上がった綺麗な色味を楽しみ慎重に一口目を味わいます。
わー! 甘酸っぱくておいしい!
デコポン特有のジューシーなコクがそのままカクテルになったというかんじ。本当にウォッカ入っているの?というくらい飲みやすいので、ゴクゴクと飲み干したくなる美味しさです。
――すごい! 想像を超えた美味しさですよ、羊介さん!
ありがとうございます。果物でも野菜でも、お酒の種類でも、「甘めがいいです」とか「イチゴでシュワシュワしたやつ」とか、お好きなようにオーダーいただければ(笑) 提案のしがいがあるので、
何を頼めばいいのかわからない方歓迎です!
――じゃ、さっそくですが、イチゴでイイ感じのやつ飲んでみたいです!
それなら、モヒートはいかがですか? ストロベリーモヒートとノーマルなモヒートを比べる利きモヒートということで。
――それ面白そう、お願いします。
と言うか言わないかのタイミングで既にイチゴを切り始めモヒートづくりが始まっています。
これでもか!というほどミントたっぷりモヒートが完成。
イチゴの味もしっかりするけどミントも効いていて、品のいい爽やかな風味が口に拡がります。イチゴとミントが絶妙なバランスで織り成すハーモニーがたまりません!ノーマルなモヒートは贅沢に使われたミントが濃厚で感動しちゃいました。
とっても話しやすくて「自分の半分は優しさでできています」とか言っちゃう羊介さん。店名の「エリキシル」は錬金術の霊薬、万能薬として伝わる「エリクサー」に由来していて、「自分の作るお酒を飲んで元気になってもらいたい」という想いが込められているのだそうです。その名の通り羊介さんは優しくて、お酒はどれも美味しくて、明日の元気の源をいただける場なのではないでしょうか。
女性が「ここに行ってみたいなー」っておねだりするのもアリだし、男性が「美味しいフルーツカクテルが飲める店があるんだけど」って誘い文句に使うのもおすすめ。知っているとちょっと株が上がる「BAR ELIXIRS」で、ぜひ元気になってみてください。
初めてのBARはなかなか入りずらいものですが、そんな貴方に羊介さんよりメッセージ。
「自分はこの通りゆるーい感じなので、同じようにゆるい感じで来ていただけたら嬉しいです」
フードはおつまみのみなのでご了承ください。たまに手作り生チョコなどがあることもあるそうですよ。
ちなみにスタッフも募集中! バーテンダーとして大きくレベルアップしたい方はぜひ!
初めて出会う美味しいお酒の数々に、心の底からごちそうさまです!
【番外編】中目黒新聞、初めてPVを作る
今回、取材の最中、あまりにスマートにシェイカーを振る羊介さんと、そのカクテルの美しさ、美味しさに悶えた中目黒新聞。この感じをリアルに伝えたいなー。うーん・・・
じゃあ、動画作っちゃう!?
と、ノリでつくることになった今回の企画。スゴ腕の映像ディレクターZちゃんを即つかまえてきて敢行しちゃいました。
Zちゃんの細かな指示にも、羊介さんはスマートにこなしていただきました。
「動画いいね~、次どうする?」なんて盛り上がってます。
BAR ELIXIRS
所在地:目黒区上目黒1-20-12 小宮ビルB1F
TEL:050-5869-4110(予約専用)/03-6303-0694(お問い合わせ専用)
定休日:火曜日
営業時間:19:00~4:00
ウェブサイト:http://www.bar-elixirs.com/