中目黒駅に改札口が増設。駅員さんに駅周辺の工事のこと聞いてみました。 2013.2.5
そういえば中目黒駅の改札口が増えてビミョ~に便利になりましたね。
この工事がこの先どうなるのか疑問に思っていたこともあり、駅員さんにお話をうかがってみました。
これまでは山手通りに向かって出る改札だけでしたが、その反対側、方向で言うと祐天寺側に
「南出口」という改札ができました。
まだいろいろな部分が「仮」っぽいですがこれから徐々にカッチリしてくるみたいです。
ちなみに元からある山手通りに面する改札は「正面出口」と呼ぶそうです。
しかし、そもそも何の工事してるんでしたっけ?
何となく中目黒駅周辺の再開発の一環のような気がしてましたが・・・
どうやらそうではないそうです。
中目黒駅の工事は東急電鉄が行っている「中目黒駅改良工事」なる事業で、
あくまでも「工事」であって「開発」ではないとのこと。
中目黒駅改良工事の概要は以下の通り。
■ 10両化に対応するため、ホームとホームの屋根を延伸します。
■ 上りホームの混雑を緩和するため、上り線渋谷側のホームを拡幅します。
■ 上り・下り各ホームにエスカレーターを新設します。
■ 横浜側に改札口を新設します。
■ 高架橋の耐震補強工事を実施します。
※東急電鉄HPより抜粋
10両化対応・ホームの延伸は、2013年3月16日に始まる「東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転」開始への対応工事だそうです。
相互直通運転開始と同時に特急・通勤特急・急行列車は10両編成になるそうです。
今のホームは8両分の長さしかないため、ホームの両端ではプラットフォームと屋根が付け足されつつあります。
相互直通運転により、横浜~渋谷~新宿~池袋が1本の路線でつながり、中目黒から乗り換えなしで新宿、池袋にも行けるってことです。(詳しくはこちら)
ホームの拡幅、エスカレーター設置、改札口の増設は混雑緩和や利便性の向上を目的に行われているそうです。
高架橋の耐震補強工事も、1995年の阪神・淡路大震災の被害を受け渋谷~横浜間で取り組んでいる、高架橋やトンネルなどの耐震性を高める補強工事の一環として、中目黒駅についても行われているとのこと。
つまり・・・
中目黒駅直結の複合型商業施設の駅ビルができる、とか
高架下にテナントが戻り昔みたいにいろいろなショップがならぶ、とか
なんとなく「そうなったらいいな~」などと勝手に思っていたことは今のところ具体的な計画としてはないそうです。
一時、「正面出口」から山手通りを挟んだ代官山側にも改札を作ってほしいという要望が住民からあったそうですが、その計画もないということです。
また、駅の「工事」と周辺の「開発」は別ものだそうで、後で中目黒駅周辺で行われている、または最近まで行われていた事業を調べてみるとこんな感じでした。
・中目黒駅改良工事
・上目黒一丁目地区第一種市街地再開発事業 (ナカメアルカス)
・上目黒二丁目地区第一種市街地再開発事業 (中目黒GT)
・首都高速道路中央環状線整備
・山手通り拡幅工事
あまりこういった公的な情報を詳しく見たことなかったのですが、なかなか面白いです。
中目黒がより快適で便利な街になっていくのは嬉しいですし、この先も楽しみですね。
それにしても高架下はいろいろなお店で賑わうようにしてほしいな~
(ガ)
中目黒駅
所在地:東京都目黒区上目黒3-4-1
電話番号:電話番号:03-3713-0792
東急電鉄HP:http://www.tokyu.co.jp/