DO NOT DRINK ! 中目黒にもあったユニークな自販機。本格お出汁の「だし道楽」をお試し。 2017.8.3
みなさん、「おもしろ自販機」って知っていますか?
秋葉原のおでん缶の自動販売機や謎のおもちゃが出てくるものは有名ですが、最近ではバナナ、りんごが丸ごと売られているものもあるそうで、いろいろな自販機がいろいろなところにあるようですが・・・
そんなちょっと変わった自動販売機が中目黒にもありました!
場所は山手通りドン・キホーテ隣の駐車場「三井のリパーク 目黒青葉台2丁目第3」。
一見普通にお茶でも売っていそうな自動販売機ですが・・・
価格はなんと700円?!
お茶にしては高級が過ぎる。
自販機の側面と背面にはインパクトのあるロゴ、
そして魚のイラストが。
そう、こちらお茶ではなく、だし醤油の自販機です!!!
それも「炭火焼きあご入り」とあります。
下部には英語で
「飲んではいけない。これはだしの自動販売機です」
との表記がありますが、外国の方に伝わるのかちょっと心配です。
しかし、700円の炭火焼きあご入りのだしとあれば味わうしかない、と早速購入!
さすが自動販売機、しっかりと冷えています。笑
販売されているのは、「だし道楽 宗田節入り」と「だし道楽 焼きあご入り」の2種類で各700円。
「だしを自販機で販売する」という型破りなことをしているのは
広島県呉市に本社を構える有限会社二反田醤油さん。
記事掲載の確認と併せて詳しくお話をうかがいました。
「だし道楽自動販売機」 3つのポイント!
1. 自動販売機でのだし販売、きっかけはお客様の声から!
商品販売(広告目的)で広島県内にうどん店をオープンしたところ、営業時間外にも購入したい!とお客様の声があったそう。24時間購入できる&販売方法の珍しさから平成19年7月より販売開始!
珍しい自動販売機としてメディアに取り上げられてから、自社店舗以外にも設置を広げていったそうです。関東への設置は今年の2月からで、目黒区青葉台の自動販売機も2月に設置されました。
2. 自動販売機は駐車場に設置!
広島市内で便利な場所はないかと考えている中で、駐車場スペースに注目。
アクセスのしやすさや人通りが多く、お客様のニーズがあるのでは?といった場所を考えて設置しているとのこと。
地元の方や遠方から自販機だけの目的で購入されるお客様もいるんだとか。
3. 焼きあごが丸ごと1匹入っている!
見た目のインパクトさにこだわり、焼きあごは丸ごとボトルに!
トビウオは原料の確保がとても難しいのですが、あごだし本場の長崎県平戸産のものを使用。
素材の旨みや風味を生かす調味液に仕上げており、いろいろな調理に使えるよう濃縮タイプのだしとして販売。
初めて自動販売機を目にしたときはいったい誰が買うのだろう、買うにしても勇気いるな~と思いましたが、遠方からわざわざ購入しに来られるお客様もいるとのことです。
そうなってくると美味しいことは間違いなさそうですが、
やっぱり気になるのがそのお味。
おすすめの使い方をうかがうと、
「だし道楽を希釈して、煮物、鍋物、炊き込みご飯、うどんだしとして。また、和風だしですが隠し味でパスタにも合います!」
と教えていただきました。
中目黒新聞、だしの味をそのまま楽しむため、夏らしくそうめんパーティーを開催!
赤のキャップの宗田節入りは宗田節の豊かな風味とコクが印象的な味!
金のキャップ、焼きあご入りはあっさりしていて甘味もある、上品な味!
あごだしの「あご」はトビウオのことですが、
「顎が外れるほどおいしい」
が由来となっているそうで(諸説あり)納得の美味しさでした。
ちなみに、ボトル内に残ったトビウオは、
「そのまま取り出して鍋に入れもう一度だしをとったり、粉々にしてふりかけとしてお使い頂けます」
とのことなのでやってみました。
まずボトルから取り出してみます。
なかなかのインパクトご飯ですが、やっぱり砕いてフリカケにして、
最後までおいしくいただき、顎が外れました。
だし道楽自動販売機は、現在東京から福岡までの10都府県に40台、都内には6台あるそうです(詳しくはこちら)。
ご興味のある方はぜひ購入してみてください。
だし道楽 自動販売機
目黒区青葉台2-19-19 三井のリパーク敷地内
取材ご協力:有限会社二反田醤油様 広島県江田島市大柿町大君1937
0823-57-6575
http://dashidouraku.com/