えっ、こんなところに!?中目黒の意外な場所に新鮮産直野菜の八百屋さん『ルナマルシェ』を発見。 2013.8.20
いよいよ夏も折り返し。
皆さん素敵な夏の思い出作ってますか?
今年の夏休みは海や山に出かけられず、全国の新鮮な地のものを味わっていない!そんなあたなにとっておきの情報を。
中目黒で新鮮す・ぎ・る野菜見つけました!
先日、中目黒編集部員がお散歩していると、何やら川沿いに看板を発見!
何なに、八百屋 in 中目黒、産直市場?
おや、この目黒川沿いでも住宅街的なエリアに八百屋さんですか?
これは、行ってみなくては!と、さっそく看板の指す方角へ顔を向けると
んー、何かあるのかなー、こっちはほとんどお店の無い住宅街ですよね。
ひとまず、歩いていくと・・・
まったくお店の気配ないんですけど大丈夫かなー?
すると、どこからか声が。
『こんちは・・・』
ビクッ。 えっ、どこから・・・
『スイマセン、ここです、こちらです。』
・・・・、ゆっくりと声のする方を見ると。
お兄さん
どうも、何きょろきょろしてるんですか?
中目黒新聞
うわっ、人が!!
お兄さん
いやいや、驚き過ぎでしょ。
人くらいいるでしょ、中目黒ですよ、ここ。
中目黒新聞
あっ、すみません!予期してなかったものですから。。
あっ、もしかして、こちら八百屋さんですか?
お兄さん
ええ、そうです。
産直の八百屋、ルナマルシェといいます。
早速お話をさせていただき、取材させていただくことに。
道行く人に声を掛け驚かす達人“福島さん”から、お店の偉い方、“中川さん”にバトンタッチしてお話をうかがいました。
中川さん
どうも、中川です。
中目黒新聞
どうも、こんにちは。
こちらの八百屋さんがスタートしたのはいつ頃ですか?
中川さん
今年のGWからでして、3ヶ月ちょっと経ちますね。
中目黒新聞
そうでしたか、このあたりはマークがゆるかったので、今まで気がつきませんでしたよ。
どうしてこちらにお店を?
中川さん
僕らは『LunaFarm』というサイトを運営していて、日本全国の採れたての野菜(特別栽培農産物)を広く一般の方にお届けするサービスや、農家さんを応援したり、農業に親しむことができるコンテンツなど、沢山の『農』にまつわる情報を発信しているんです。
中目黒新聞
そうですか、サイトを。
中川さん
最近少しずつ『農業』に対する関心が高まってきていると思いますが、まだまだ都会に住む方々にとっては、農業について知らないことが多いと思います。
どのような過程を経て、野菜や果物がスーパーに並ぶのか、農家が生計を立てていくにはどのような工夫をしているのか、僕らは『LunaFarm』を通じて、農業の現状を理解してもらい、農業に共感していただいて、最終的には『農業』を「産業」として認知していただけるように、と2012年にスタートした会社なんです。
中目黒新聞
なるほど、ただの八百屋さんではなさそうですね。
中川さん
この「ルナマルシェ」もそうなんですが、『LunaFarm』でもすべて生産者から直接買付けを行っていて、取扱い作物は有機栽培・慣行栽培にこだわらず「食べてみて美味しかったもの」を並べています。
店頭にあるものすべて、加工品も含めて全て国産なんです。
中目黒新聞
むむ。生産者さんから直接買付け、ということは・・・
中川さん
ええ、市場を通さずに農家から収穫したての野菜を直送してもらっているので、商品によっては
昨日獲れた野菜を今日の食卓に並べることができるんです。
中目黒新聞
おっ、新鮮っ!!
中川さん
『LunaFarm』では“誰々さんの畑で、いつ種を蒔いて、いつ農薬をまいて、いつ収穫する”か、を知ることができて、その野菜を購入できるんです。
食の安全・安心が叫ばれる中、本当に信頼できる野菜を購入できる仕組みが、生産者にとっても、消費者にとってもより必要になると考えています。
そういったサービスを提供して行く中で、ネット上だけではなく、実際に商品を目で見て、手で触って買いたいという方々もいらっしゃるのでは、ということで「ルナマルシェ」でいろいろお伝えしたいと思っています。
中目黒新聞
だから実店舗なんですね。
中川さん
そうなんです。そうやって、直接お客様と話をすることで、今度は生産者さんに、お客様の声を伝えていきたいと思っています。
また、ウチで扱っているものは、
少量しか収穫できない、他のお店では手に入らない野菜が多いんです。
ですから一度、「ルナマルシェ」に来ていただき見ていただけけたら嬉しいですね。
中目黒新聞
むむむ、食へのこだわりがハンパない中目黒LOVERが聞いたら、ほっておかないはず。
ところで本日の中川さんオススメの品あればご紹介いただけますか?
中川さん
そうですね、全部オススメなんですけど、これなんか珍しいですよ。
兵庫でしか作れない、その土地固有のオクラです。
八代オクラ (兵庫産):生産者 楽農や 1袋 200円 ※写真右
※富岡市の在来種で【ひょうごの在来種保存会】の作物。太いので食べごたえがよく、味はクセが無く食べやすい。
中川さん
本当に全国の生産者の方々はこだわりを持って、おいしい野菜をつくってらっしゃるんですよね。
そういった1つ1つのエピソードを伝える場所って、普通の流通ではないんですよね。
それをこの「ルナマルシェ」では伝えていきたいんです。
中目黒新聞
なるほど、たしかに商品の背景も一緒に味わえるのも楽しいですよね。
その他のオススメはいかがですか?
中川さん
そうですね、こちらなんかどうでしょう。
ミニトマト多種類 (佐賀産):生産者 松本農園 1袋 350円
中川さん
6種類のミニトマトがまとめて入っていて、いろんな味を楽しめます。
あとは、黄色い人参もありますよ。
人参 (兵庫産):生産者 楽農や 1本 60円
中川さん
他にも今日は売り切れちゃったんですけど、沖縄のマンゴーなど果物もありますので、ぜひ一度食べてみて欲しいですね。
中目黒新聞
どれも美味しそう。お店としてはいつ頃来ると良いですか?
中川さん
いつでも。日によって旬のものが並ぶので、少しずつ品揃えが変わることも楽しんでいただきたいですね。
また、店頭にない品物についても一度ご相談下さい。
先日も、野菜をグリルして出しているお店のシェフから、お客さんを喜ばせたいから大きな野菜ない?とご相談いただき、ある生産者さんからビックピーマンを取り寄せたりしましたよ。
中目黒新聞
なるほど、まとまった数量があればそういったことも出来るのですね。
中川さん
そうですね。
これからもいろいろなことにチャレンジし、生産者と消費者の両方の笑顔を生み出していきたいと思います。
中目黒新聞
中川さん、ありがとうございましたー。
いいお話を聞いたな~、とお店を出ようとすると、
「あれっ、もう帰っちゃうんですか?」
中目黒新聞
うわっ!!
福島さん
いやいや、居たでしょう、さっきから横に。
中目黒新聞
スイマセン、お約束で(笑)
あ、そーだ、せっかくなので、お土産に何か買っていこうかな~
福島さんのオススメ教えていただけますか?
福島さん
そうですね、僕のオススメは・・・
珍しいところで、これかな。
中玉トマト トスカーナバイオレット(兵庫産):生産者 松本農園 1袋 300円
福島さん
これ食べてみるとわかるんですけど、ブラックチェリーみたいな甘味を感じる、フルーツみたいなトマトなんですよ。
冷やして、そのままパクっ!といくと、皮がプリプリして、ほんと美味しいです。
中目黒新聞
へー、美味しそう!
福島さん
あとは、この水なす。
サッと火を入れて、食べても良し、生で刺身みたいにしても美味しいですよ。
とにかく、柔らかいですし、ジューシーなんです。
水なす(大阪産):生産者 大阪府 古川農園 1個 150円
中目黒新聞
じゃあ、両方ください!
福島さん
ありがとうございますー。
本当にうちの野菜美味しいんで、僕も最近じゃ野菜中心の生活ですよ。
今じゃなんとか見れる身体になってますけど、こっちに事務所が移転してきて、お店に立つようになってから10キロくらい痩せたんです。
中目黒新聞
えっ、10キロも!
福島さん
レタスちぎって、トマト入れて、小松菜を刻んで、ちょっとドレッシング掛けて。
人参なんかも、生でスティックでいただいたりと、毎晩健康的な食事ですよ。
中目黒新聞
いいですねー。
福島さん
最近は野菜売りながら、どうやって食べるかしか考えてないですから(笑)
その分、ご来店いただいたお客様への提案が冴えちゃって冴えちゃって。
中目黒新聞
一人暮らしのシングル男子も福島さんに聞けば、安心ですね。
福島さん
ええ、お任せ下さい。
都会暮らしだからこそ、普段食べるものにこだわりたい。
生産者さん達の想いを感じながら、食べるご飯はお味も格別なはず。
外食大好きの中目黒新聞読者の皆さんも、たまにはこだわりの新鮮お野菜でヘルシーお家ディナーなどいかがでしょうか?
『ルナマルシェ』で、商品のこだわりエピソードを聞きながら、週末に散歩ついでに野菜を買う。
そんな休日の過ごし方、素敵です。
ルナマルシェ LunaMarche
所在地:東京都目黒区中目黒1-9-16 コーポナツメ1F
営業時間:Mon-Sun 10:00~20:00
電話:03-5708-5955
HP:http://www.lunafarm.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/lunafarm.page
定休日:なし