「SHOP(エス・エイチ・オー・ピー)」ちょっとダサいのもいい!? タダならぬこだわりを貫くシティボーイ御用達セレクトショップ。 2013.12.24
ファッションアプリ、Staff Snapとのコラボレーションでお送りする取材企画第2弾。
今回取り上げるのはStaff Snapにも初期から参加している「Shop – エス・エイチ・オー・ピー」
日本のストリートで絶大な人気を誇る「.efiLevol(エフィレボル)」や、シティボーイを虜にしている「THE NERDYS(ナーディーズ)」をメインに取り扱うセレクトショップです。
中目黒駅から徒歩10分ほど、そろそろこの辺のはずだよな~、とキョロキョロしてようやく発見した「Shop – エス・エイチ・オー・ピー」のファサードがコチラ。
住宅街のなかにひっそりと佇むこのショップを発見するのは、初心者にはなかなハードルが高そうですね。
さて、店内に入ると、そこにはかなりのインパクトを誇る髪型のシティボーイが!
ショップマネージャーの田島さんは写真そのままの、いかにも柔和なナイスシティボーイ。
もう一人の方はこのショップ、および「.efiLevol」などブランドのディレクターも務める阿久津さん。
気さくでいかにも面白い事ならなんでもトライしてしまいそうなカッコイイ兄貴です。
中目黒新聞
早速で失礼なんですけど、こちらのショップ、けっこうマニアックな場所にありますよね。
田島さん
初めてのお客さんには「中目黒駅に着いたらとりあえず電話してください」とお伝えしています(笑)
Staff Snap
ですよね、自分もお店がオープンして間もない頃、初めて訪れた時は思いっきり迷いました。
しかしいつ来ても、白を基調とした店内は独特の新鮮さと共に、何となく落ち着くような印象を受けます。
中目黒新聞
洋服が映える内装ですね。
阿久津さん
この物件の元々の壁や天井が、昔流行ったマンションの外壁に使うような白い塗装になっていたので、「これやばいね」っていうことで、それを活かすようにデザインしたんです。
元々住宅だったこともあり、入口も普通の家の玄関だったのを、モルタル入れてレベルをフロアに合わせてるんです。
それでも、フローリングとの境目で靴脱ごうとするお客さんもいますけどね(笑)
中目黒新聞
なんとなく誰かの家に招かれたような居心地の良さは、物件のルーツにもあるのかもしれませんね。
ところで、窓の外に見える床屋さんのクルクル、あれどうしたんですか?
阿久津さん
あー、あれは前にお店でインスタレーションをやっていた時の作品で遺作みたいなものです。
偶像崇拝をテーマにして作ったものなので、これに拝んでたら平和になるんじゃないか、っていうシャレです。
中目黒新聞
でも妙にはまっちゃってますね(笑)
ところで中目黒にお店を構えた理由を教えていただけますか。
阿久津さん
いや、ご縁というか成り行きというか(笑)
もともと事務所のつもりで借りたんですけど、けっこう広かったので、じゃあ店やるか、っていう勢いでお店は始めちゃいました。
中目黒新聞
田島さんはどういうきっかけでこちらのお店に入られたのですか?
田島さん
学生の時に「.efiLevol」が渋谷で行ったゲリラショーが衝撃的で、そこで初めてブランドのことを知りました。
その後、たまたまショーのお手伝いをする機会があり、それをキッカケに「Shop – エス・エイチ・オー・ピー」の立ち上げ時に参加することになりました。
Staff Snap
自分も「.efiLevol」のことを知ったのはその頃です。
アヴァンギャルドなことやるブランドだな、とやはりちょっと衝撃を受けたのを覚えています。
そもそも、「.efiLevol」はどういうコンセプトの元にスタートしたブランドなんですか?
阿久津さん
まあ、フリージャンルというか、何でもありですね。
あとは、格好つけすぎないスタイル。
もっと言っちゃうとちょっとダサい、みたいな(笑)
それは「THE NERDYS」と共通してますね。
中目黒新聞
あー、ちょっと問題発言じゃないですか(笑)
Staff Snap
ダサい!がコンセプトって、ブランドから言っちゃうのがすごいスゴイですね。
田島さん
接客するときも「いやー、ダサくて良いっすね!」「そうですね!」みたいな意味不明なやり取りしてますからね(笑)
阿久津さん
そんな接客した方がファンになってくれちゃうから面白いです。
ダサい、っていうのはひとつのキーワードかもしれないです。
「THE NERDYS」だって、オタクっていう意味だし、僕が好きな映画や音楽がとことんそういうもので(笑)
でもアメトラがベースにあるから、その抜け感がブランドらしさなんだと思います。
中目黒新聞
ここだったらデニムにTシャツインして来ても安心な気が・・・
阿久津さん
彼ヤベえ!ってなります(笑)
僕、売れてないバンドの格好とかも好きなんですけど、売れたらちゃんとした洋服着ちゃうじゃないですか。
そういうときはおい!って突っ込みたくなりますね。
Staff Snap
田島さんなんか、ブログでピースして出てますもんね。
ああいうスナップ的なものって、大体自然なポーズをつけると思うんですけど。
田島さん
でもやり過ぎたのか、一部の方にピースの写真はもう飽きたわ、と言われて辞めちゃったんですよ(笑)
阿久津さん
いや、もったいないよ、もっと続けようよ。
みんなが飽きても3年くらい続けたらすごい境地に辿りつけるかもしれないじゃん(笑)
中目黒新聞
なるほど、ダサいも継続すればなんとやら、かもしれませんね。
ところでそろそろ商品の紹介をしようじゃないか、ということで、今回はStaff Snapのピロ君が実際に着用した様子を紹介することに。
阿久津さんの提案で、クリスマスデートに着て行きたというテーマで、田嶋さんが3パターンのコーディネイトを組んでくれました。
※パンツとシューズは私物なので、トップスとアウターにご注目。
ピロ君
このタートルネック、肌触りがめちゃくちゃ気持ち良い・・・
雑誌でも見かけたアイテムですが、実物見るとニットの織りが特徴的ですね。
阿久津さん
そうこれ、太いコットンの糸と、細いウールの糸を組み合わせて編んでいる珍しいものなんですよ。
ピロ君
その上に着るのは・・・ 赤っすか!
赤似合わないと思うですけど、大丈夫ですか!?
阿久津さん
クリスマスデートでちょっと勘違い目の奴というテーマで良いじゃん(笑)
中目黒新聞
やっぱりダサいんじゃ・・・ アレ、意外といいっすね~
THE NERDYS/ Turtle Neck Sweater 50,400円 / .efiLevol/ Vintage Melton Duffle Coat 71,400円
ピロ君
あらっ、確かに良いかも。
クリスマスシーズンだし、このくらいハッピーなカラーでいかなきゃ、ですね。
お次は学生っぽいコーディネイトにしようということで田島さんが用意。
ピロ君
お、このパーカの着心地も極上です。
この上に合わせるのは・・・
田島さん
真っ赤なブルゾンで!
ピロ君
また赤ですか!?
阿久津さん
良いじゃん! 超格好良いよ! ガソリンスタンドにいそうだね、これは(笑)
ピロ君
は、はあ・・・ 褒められてるのか、遊ばれてるのか解りませんが・・・
中目黒新聞
やっぱりダサいんじゃ・・・ アレレレ、意外といいっすね~
.efiLevol/ Harrington MA-1 Jacket 39,900円/THE NERDYS/ Cashmere Cotton Parka 27,300円/THE NERDYS/ OX B.D Shirt 23,100円
ピロ君
やっぱりこの組み合わせも良い! もしかして女の子に「可愛い」とか言われそうじゃないですか?
阿久津さん
僕が街中でこの格好した人を見かけたら振り返っちゃいますよ。
モテるとか、そういうのじゃないけど(笑)
ピロ君
ええ!? モテないんですか?
中目黒新聞
ではでは、最後のコーディネイトお願いします!
阿久津さん
最後は今日の田島とお揃いのニットはどうですか、これ持ってさ(笑)
Monkey Biz 10,500円
ピロ君
そうそうクラッチバッグかわりにこれ持って、
って、これ何すか!?
これ持って街歩く人いますかね~(笑)
阿久津さん
南アフリカの職人が作ってるものなんだけど、持つとなぜかけっこうフィットしない?
中目黒新聞
たしかに(笑) じゃ、ラストカット。
ピースお願しま~す!
THE NERDYS/ Patchwork Knit&Sew 26,250円
実際に商品を着用させていただき、ワイワイと最後まで笑顔の絶えない楽しい取材もこうして終了。
アパレルショップというよりも、コミュニティスペースのような「Shop – エス・エイチ・オー・ピー」
一見、その場所といい、佇まいといい、ちょっと敷居高いような気もしましたが、本当はあったかい雰囲気のステキなショップでした。
週末には、シャツをパンツにインして訪れてみてはいかがでしょうか。
Shop – エス・エイチ・オー・ピー
所在地:東京都目黒区青葉台1-9-6
電話:03-6416-0634
定休日:年中無休
営業時間:12:00―20:00
HP:http://www.efilevol.com/
facebook:https://www.facebook.com/efilevol.tokyo