皆様、今年はお花見できましたか？

例年に比べ随分と早い開花で、慌てて予定を決めてお花見を楽しんだ方が多いのでは。

今年の中目黒も沢山の方々が訪れ、大いに盛り上がってましたね。

 

中目黒新聞も先週末、目黒川にサクラを堪能しに繰り出し、日がな一日千鳥足で散歩と決めこむことに。

 

うわー、凄い人の数。

さすが、お花見シーズン真っ盛りの週末ですねー。

 

いやー、それにしても今日は寒いっ。

去年は、調子に乗って風邪引いたっけなー。今年は注意しないと。

 

みんな笑顔でサクラを楽しんでる。

日本が世界に誇れる、一大祭りですわ。

中目黒・目黒川沿いの花見の良さは、食べたり飲んだりして、歩きながら回遊出来るとこですよね。

さーて、今日は寒いからホットワインからはじめましょうかねー、と思っていると、

 

ん？

 

何やら前方から聞こえてくるのは・・・

 

 

『　や　き　い　も　　　や　き　い　も

お　な　か　が　　　グ　ー　♪　』

 

 

 

『　ほ　か　ほ　か　　　ほ　か　ほ　か

あ　ち　ち　の　　　チ　ー　♩　』

 

 

『　た　べ　た　ら　　　な　く　な　る

な　ん　に　も　　　パ　ー　♬　』

 

 

中目黒新聞

えっ、何？　何この歌？？？

 

ドドーン！！

 

中目黒新聞

えっ、なになに、やきいもunico？

まあ、散策スタートしたばかりですが、今日は寒いし、ちょっと買ってみようかなー。

 

スイマセーン、やきいも１つくださーい。

 

やきいもunico

いらっしゃいませー！

ごめんなさい、今ちょっと焼いてる途中なので焼き上がるまで15分ほど，お待ちいただけます？

 

中目黒新聞

おおっ、いきなりのお預け状態！！

わかりました、待ちましょう！

 

中目黒新聞

ん？　何やら見覚えの無い言葉が看板に・・・

この　“つぼ焼きいも”　って何ですか？

 

やきいもunico

昔ながらの製法で、壷を使って焼き上げる焼き芋のスタイルを“つぼ焼きいも”って言うんですー。

 

中目黒新聞

へー、そうなんですね、知らなかったです。

しかし、随分かわいい焼き芋屋さんですね・笑

 

やきいもunico

ありがとうございますー。

そう言っていただけると嬉しいです！！

 

中目黒新聞

あれ？　ちょっと待って下さい。。

unicoって、どこかで聞いたことありますけど、たしか家具屋さんじゃなかったです？

 

やきいもunico

あっ、よくご存知で。

そうなんです、今日は焼き芋屋さんとコラボして、お店を出させていただいてます！

 

中目黒新聞

ほほう、それそれは、なんとも面白いコラボレーションですね！

お芋が焼き上がるまで、お話うかがってもよろしいですか？

 

やきいもunico

もちろんです！ぜひぜひ。

 

元気にやきいもを販売されている素敵女子のこの方、misawa & co.,ltd. のプレス仲納林（ちゅうなばやし）さん。

さっそく『やきいもunico』についてお話を伺いました。

 

中目黒新聞

unicoさんて、代官山の家具屋さんですよね？

 

unico仲納林さん

はい、unicoは全国に25件のショップがありまして、シンプルだけど、どこか懐かしいオリジナル家具をメインにファブリックやラグなど、暮らしに関わる商品を展開しているライフスタイルショップです。

実はレストランも3つ運営してまして、ここ中目黒ではBISTRO KHAMSAというフレンチをこちらのビルの5Fでやっているんです。

また、その下のフロアがunicoの運営会社である misawa & co.,ltd.の事務所が入ってるんです。

 

中目黒新聞

そうでしたか、なるほどなるほど。

でも、やきいもってフレンチじゃないですよね・笑

どんな経緯でコラボレーションが生まれたのですか？

 

unico仲納林さん

実は昨年うちのスタッフが今回コラボさせていただいている焼芋家（やきいもか）のチョウハシさんを雑誌で知りまして、各店舗でお客様に何か特別なサービスを提供できたら面白いね！という所から、お声掛けさせていただいて。

“unico”という言葉はイタリア語で、「たったひとつの」「大切な」「ユニークな」などの意味なんですね。

私たちはオリジナル家具のご提案をとおして、お客様それぞれの暮らしの中で“自分らしさ”を“楽しむ”お手伝いをさせていただいてます。

unicoの考える“心地良い暮らし”とは、自分が自分らしくいられる時間、肩の力を抜いて心からリラックスできる空間、そんな日々の暮らしや日常を楽しむことを大切にしていきたいと考えているんです。

そんな中で、やきいもを販売しながら大磯を中心に豊かな暮し方を提案＆実践されているチョウハシさんのライフスタイルに共感して、関東と関西のショップでやきいも販売の企画を実施させていただいたのがはじまりです。

 

中目黒新聞

そうでしたか、いやーそれにしても大胆な企画ですね。

 

unico仲納林さん

そうですね、シンプルにお店の中にやきいも屋さんが居たら面白いよね！という発想がベースになってたり。

そんなお店って他にないじゃないですか、それだけで肩の力を抜いて楽しめる空間になっちゃう！というか・笑

 

中目黒新聞

わかります、わかります・笑

お店に入ったら自然と笑顔になっちゃいそうです。

 

unico仲納林さん

昨年そういったスタイルで店舗を回る企画を実施させていただいて、今年の花見のシーズンはぜひ中目黒でやれたらいいねって話してて。こうして実現出来て、本当に幸せです！

 

中目黒新聞

なるほどー、unicoさんってなんか素敵な会社さんですね・笑

では、今まさに芋を焼かれているのがチョウハシさんですね。

お忙しいところ、スイマセーン。少しお話聞かせていただけますかー？

 

焼芋家チョウハシさん

どうもー。

もうすぐ焼き上がるから、もう少し待っててね、お兄さん！

 

中目黒新聞

はい、ありがとうございますー。

すごく素敵なやきいも屋さんですよねー。

つぼ焼きいも、ってどんなものか教えていただけますか？

 

焼芋家チョウハシさん

大正時代から伝わる伝統的なスタイルで、つぼを使って1本1本ていねいに焼くことが出来るので、外は芳ばしく、中はしっとりと焼く事が出来るんです。

看板のイラストのような感じで、つり下げてじっくり焼くんですよ。

中目黒新聞

へー、こんな風になってるんですね。

 

焼芋家チョウハシさん

うちの焼き芋は、皮まで全部食べていただけるように、しっかり洗って、落ちない土の部分はナイフでカットしているんで、まるごと食べれますよ。

 

中目黒新聞

うわ、早く食べたい！！

でも、一度に焼ける本数が少ないような、商売的にはアレだったりするのでしょうか？（余計なお世話ですよね・汗）

 

焼芋家チョウハシさん

そうですね、でも1つ１つの芋のサイズや質感、待っていただけるお客様と向き合いながら商売できるので、コミュニケーションを大切に仕事が出来るんですよ。

時間をかけて大切に焼いたやきいもを、一本一本味わって食べていただけたらと思ってます。

 

中目黒新聞

素敵です。。　も、もう唾が、ヤバいです。

それにしても、お店のスタイルやチョウハシさんの出で立ちも素敵ですね。unicoさんが目を付けどころ、流石です。

いつからこのスタイルでやきいも屋さんを？

 

焼芋家チョウハシさん

やきいも業をスタートさせて４年ですね。

もともと、美大を卒業してインテリアデザインや建築設計などをやっていて。上海に1年居たり。

 

中目黒新聞

へー、だからこんなにもセンス良いやきいも屋さんなんですね！（妙に納得）

でも、なぜやきいも屋さんに？

 

焼芋家チョウハシさん

東京で仕事していた時は、時間的にもハードな生活で。

そんな中、自分の働き方に疑問を感じるようになって。誰のためものづくりしているのか、よく分からなくなってきて。これが本当に自分がやりたかった、ものづくりなのかな？と。

いろんなタイミングの中で、一級建築士の資格を取りながら、自分自身でスタートできる、身の丈にあった手仕事というか、そういうモノを探していたときに出会っちゃったんですよね。

 

『　や・き・い・も　』　に　。

 

中目黒新聞

えっ、一級建築士でもあるんですか？

（えっ、何やってんですか！と中目黒新聞と仲納林さんと同時ツッコミ・笑）

 

焼芋家チョウハシさん

ははは。そうなんですよー。

 

中目黒新聞

なんか、めちゃかっこいいですね。チョウハシさん。。

 

焼芋家チョウハシさん

もともと平塚が地元なので、西湘エリアに戻ってデザインの仕事を少しずつ受けながら、やきいも事業をスタートさせた感じです。

——

現在は大磯にあるコワーキングスペース『oiso1668』という場をベースに、神奈川県内はもちろん、東京をベースに【やきいも日和】という屋号で活動されているチョウハシさん。毎月第三日曜日に開催される大磯の港で開催される大磯市ではすぐに売れ切れ状態に。代官山の朝市などでもおいしい焼き芋を味わうことができます。詳しくはページ最後のURLで！

——

 

焼芋家チョウハシさん

僕にとって“やきいも”はただの焼き芋ではなくて、１本１本が【僕の作品】というスタンスなんです。

そういう意味でも、今回unicoさんが声を掛けていただけて嬉しかったですね。

１人１人のお客様の声に耳を傾けながら、それぞれの方にあったサイズやデザインの家具を、暮し方やライフスタイルの提案を通して提案されていて。

僕のやきいもに対する想いと、unicoさんの家具に対する想いが近いかもと思って。コラボ出来て光栄です。

 

中目黒新聞

なるほど。

“やきいも”　×　“家具”　のコラボの真意、今しっかりと受け止めさせていただきました。はい。

で、そろそろ、15分経ったのでは・・・・・（待ちきれずにフライング気味ですが）

 

焼芋家チョウハシさん

あああ、ですよね。

もうそろそろ、大丈夫かな？

ちょっとお待ち下さい。

 

つぼのフタを開けて、芋の焼き具合を見るチョウハシさん。

はっぴ姿がカッコイイ。。

 

 

焼芋家チョウハシさん

もう大丈夫ですね。

じゃあ、今包んじゃいますねー。

 

手際良く、キャンディ状に包んでいただく。

またこの包装がカワイイじゃありませんか・涙

 

焼芋家チョウハシさん

はいどうぞー

 

 

中目黒新聞

ありがとうございます！

うわー、ホカホカ。

これは癒される暖かさですねー。

さっそくお芋チェック！！

 

 

うわー、中が飴色になってて、めちゃしっとり。。

こんな焼き芋見たことないですよ。

 

いただきますー！

 

うわっ、ヤバい。

これ、ヤバい。

こんなの、食べたことない。。

 

これ食べながら、unicoさんのソファ座ってコーヒー飲みたい。。

あまりのおいしさに、妄想スタートしはじめちゃいます。

 

unico仲納林さん

今日はやきいもを買っていただいた方に、unicoの新しいカタログをプレゼントしているんですよー。

ぜひ貰って下さい。

 

中目黒新聞

ありがとうございます！

素敵なコラボのお店に出会えて、良かったです。

また来年も、このおいしい“つぼ焼きいも”食べるといいなー。

っていうか、絶対やって下さい！マジでお願いします。

 

 

300円で買える、おいしい“やきいも”というぬくもりを手に、少し肌寒い目黒川の桜を堪能する中目黒新聞でした。

2013年の桜も最高です！

 

ちなみに、冒頭の歌は“やきいものうた”というもので、みんなのうたで有名な曲。

幼稚園などで子ども達が先生と一緒に歌う有名な曲で、中目黒新聞がお話を聴いている最中に子ども達がスピーカーの前で一緒に合奏をはじめる状態に。

やきいもって、日本の伝統的な食文化ですし、ネットだスマホだという時代になっても、1本1本を手渡しする暖かさ、人と人の関係は大切にしていきたいなー。

 

デート中に寒さに震える彼女に、やきいも日和のやきいもをそっと手渡す男に、私はなりたい。

そして、今度BISTRO KHAMSAにご飯食べにいきたい。

 

 

今年のみなさんの中目黒サクラエピソード、今度聴かせて下さい。

（そんな機会作りたいなー。）

 

 

 

インテリアショップ　unico
所在地：東京都渋谷区恵比寿西1-34-23　代官山トキビル１F／２F
電話：03-3477-2205
営業時間：11:00〜20:00
HP : http://www.unico-fan.co.jp/

 

BISTRO KHAMSA 中目黒
所在地：東京都目黒区青葉台1-23-4 グランベル青葉台ビル 5F
電話：03-5723-2077
営業時間
［火〜金］12:00〜15:00 (L.O.14:00)／18:00〜23:30 (L.O.22:00)
［土日］12:00〜15:30 (L.O.14:30)／18:00〜23:30 (L.O.22:00)
定休日：月曜日
HP : http://www.unico-lifestyle.com/Food/khamsa/

 

やきいも日和
神奈川県中郡大磯町を拠点に活動中。
電話：090-5443-2221　※受付時間：9:00-17:00（日曜除く）
メール：info@yakiimo-biyori.com
定休日：月曜日
HP : http://yakiimo-biyori.com/

 

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