「LA GLYCINE」ジュエリーのように美しく繊細な洋菓子と、それを丁寧に作り上げるステキモテキなシェフは要チェック! 2014.3.12
いよいよ桜の蕾も膨らみ始め、いよいよ春もすぐそこ!といった季節ですが、その前に中目黒新聞読者の男子諸君!忘れていませんか? “ホワイトデー”
義理チョコのお返しや、大切なあの子への感謝の気持ちを、まだゲットしていないうっかり屋のあなたにも、スイーツ大好き女子のあなたにも、中目黒新聞オススメの粋なパティスリーをご紹介。
場所は中目黒駅から目黒川沿いを上流へ向かい、中の橋のあたりを少し入った住宅街。
目を惹く鮮やかな紫色の壁が印象的なお店。
Patisserie la glycine|パティスリー ラ グリシーヌ
店内も紫色を基調とした内装で、華やかな中にも落ち着きを感じる雰囲気。
ショーケースの中は色とりどりの美味しそうなケーキたちが沢山陳列されていますよ。
どれも間違いのない美味しい逸品なのですが、まずは定番オススメ商品のシュークリームをご紹介、と思ったら、
ガビ~ン。
流石、ご近所のマダムにもキッズたちにも大人気のシュークリーム。
では気を取り直して定番ショートケーキを、と思いショーケースを覗くと、
ガビ~ン。
おっと、平日の夕方だというのに、これでも来るのが遅かったですね。。
と、うなだれている中目黒新聞に声をかけてくれたのがいつもお世話になっているイチセさん。
イチセさん
ゴメンナサイ、どちらもちょうど先ほど売れ切れてしまったんですよ。
中目黒新聞
ですよね~、今回は取材させていただきたかったので出直します!
イチセさん
ありがとうございます、それでしたら土日に来ていただけたら嬉しいです。
土日限定のエクレアをご用意していますので。
中目黒新聞
それは知りませんでした、では土日に!
というわけで、数日後の日曜日、お昼過ぎににリベンジで再度訪問。
うむうむ、今日はシュークリームもショートケーキも、そして土日限定のエクレアもありますよ!
シュークリームは注文してからクリームを絞って入れてくれるんです。
そして上にはアーモンドを刻んだパウダーが振りかけられ、リッチなシュークリームの完成。
シュークリーム 280円
カリカリの皮と、たっぷり詰まった高級卵を使用しているという濃厚なカスタードクリームのハーモニーがたまりません。
シュークリームは一日に30個ほどつくるそうですが、売り切れてしまうこともしばしばだとか。
取材中もシュークリームを目当てに来店されるお客様が数組いらっしゃいました。
ショートケーキ 450円
ケーキの女王様は、群馬県産高級卵を使用したスポンジはふわっふわですよ。
季節によってサンドするフルーツ、この時期はイチゴがたっぷり。
そして、土日限定エクレアは、中目黒を散歩しながらでも食べ易いように、紙で包まれている「ほぼ食べ歩き専用」仕様。
目黒川沿いでパシャリ。
エクレア ミルクキャラメル 320円(土日祝日限定)
表面をコーティングしたチョコレートにはアーモンドが混ざっており、その内側にはさくさくのクッキー生地とバター風味が香るエクレア生地。
中にたっぷり詰まったとろ~りカスタードクリームは濃厚なキャラメル味。
これほど濃厚なエクレアは今まで出会った事ありません。
さてさて、店内のイートインスペースに戻ってインタビュー再開。
中目黒新聞
しかしどのケーキやお菓子を見ても繊細でとてもキレイですよね。
まるでジュエリーか宝石のようですが、すべてイチセさんが作られているんですか?
イチセさん
ありがとうございます。私はサービス担当で、オーナーパティシエがいるんです。
中目黒新聞
そうだったんですね、いつもイチセさんしかいらっしゃらなかったのでお一人かと。
よろしければお話うかがえますかね?
イチセさん
ちょっとお待ちくださいね。
と、厨房のほうへ姿を消したイチセさんを見送り、焼き菓子コーナーを眺めながら、わー、楽しくなってきたなーと、勝手に盛り上がる中目黒新聞。
1つ1つが丁寧で繊細で洗練されていて、お店の雰囲気もおフランスの郊外にあるかのような。
ってことは、キレイな女性のパティシエさんなのかなー?
ってことはイチセさんのお姉さんとか?
楽しみだなー、ワクワク、ドキドキ・・・
待つことしばし、厨房の扉が開きました。
「お待たせしましたー!」
中目黒新聞
・・・・・・ き、木こり?
ハッ! し、失礼しました。
先程イチセさんとお話して、パティシエの方とお話させていただけるとのことで・・・
「ハイ、僕がパティシエのモテキです!」
中目黒新聞
えーと、えーと、えーと、ええっ!
ということは、ここのある全ての洋菓子は全部、モテキさんがお作りに?
茂木さん
はははっ、良く驚かれるんですけど、はい、全部僕の手作りです。
失礼ながら驚愕してしまいました(笑)
オーナーパティシエでもある茂木さんは、都内のいくつかのお店で修行をされ、2012年11月に「ラ グリシーヌ」をオープン。
お店の紫色はご実家のお店「藤屋」から「藤」をもらった藤色なんだそうです。
そして「藤の花」のフランス語が店名の「グリシーヌ」、またその花言葉は「最高のおもてなし」なんだそうです。
中目黒新聞
しかし茂木さん、デッカイですね。
そのガタイから、繊細な仕事をされている連想が難しいですよ。
茂木さん
よく近所の子供たちが遊びに来てくれるのですが、最初の頃はイチセと楽しそうに会話しているところに僕が出て行くと黙っちゃうんですよ、ジーっと僕の方を見て。
なんか裏から出てきたぞ、みたいな(笑)
中目黒新聞
わかります、子供たちの気持ち(笑)
もともとスポーツとかされていたんですか?
茂木さん
大学まで真面目に野球をしていました。
プロのスカウトからもお声掛けいただいたこともあったんですけど、気付いたらこちらの道に(笑)
中目黒新聞
へ~、だからお店に野球のボールが飾ってあるんですね。
モテキさんっていろんな意味で大物なんですね。
で、この世界へはどんなキッカケがあったんですか?
茂木さん
もともと、作ることが好きで何か作る仕事がしたいなーと思ってはいたのですが、たまたましていたバイトがキッカケでのめり込んで今に至っていますね。
中目黒新聞
野球からケーキ、華麗なる転身ですね。
こちらの場所にお店を構えたのはどんな理由があってのことですか?
茂木さん
はい、中目黒には友人や知人がいて、好きな街でもあったということですね。
それと静かな住宅街でお店をやってみたいと考えていたので、理想に近いこちらの物件に決めました。
中目黒新聞
商売上は栄えた場所を選びそうですけど違うんですね?
茂木さん
そうですね、オープン当初は人通りも少ないですしなかなかお客様に来ていただけず、駅前だったらな~、なんて思ったこともありましたよ。
でも、お客様一人ひとりのご要望をうかがうような、しっかりしたサービスを提供したかったんですよね。
それで「またあそこのケーキ食べたいな」と、また来店していただき、感想やご要望をうかがい、それに応えていけたらと思っています。
真摯な茂木さんのお話についつい聞き入ってしまいました。
ステキなお話の後は、もうちょっとだけステキなケーキをいただきます。
ルージュ フォレ 510円
フランボワーズムースの中に、はちみつのムースとライムのジュレが入っているこちらのケーキは、まさにルージュのような鮮やかな色で艶やかな様はまるで宝石のよう。
サッパリとした強い酸味と甘さのハーモニーが、んー、最高です。
大人っぽい気分も味わえるなんとも贅沢な逸品。
イートインコーナーではドリンクも提供しているんです。
まずは紅茶を注文。
フラワーガーデン 620円
ローズ、マリーゴールド、コーンフラワーがたっぷりのフレーバーティは、華やかな香りが癒しのひと時を演出してくれます。
そしてケーキをもうひとつ。
マンジャリ 560円
酸味のあるチョコレートムースを使用し、中にはパッションピューレとマンゴーピューレを合わせたキャラメルクリーム。
とっても濃厚で滑らかな口あたりで、お口も一緒にとろけそうで、んー、最高です。
こちらのケーキにはコーヒーを合わせたくなります。
コーヒー 450円
中目黒新聞
ショーケースのマカロンがたくさん種類があって目を引いたんですが何種類あるんですか?
茂木さん
10種類ご用意してます。
いろいろあると見ても楽しめますし、メッセージ付きのものなど特別オーダーも承っていますのでご相談ください。
カラフルでとてもカワイイです!
焼き菓子も定番のマドレーヌやフィナンシェ、フィナンシェショコラなどスタンダードなものから、ご近所のお得意さんのお子さんの足をイメージした「ゆうたろうの足パイ」など遊び心満点なものまで、選ぶのが楽しくなる品揃え。
マドレーヌ その他 180円~
手前:プロヴァンス 580円 / 奥:ブールドネージュ 570円
プロヴァンスはハーブと塩、グリエールチーズがかかった、甘くないお菓子なので、ワインのあてにもピッタリ。
甘いモノが苦手な方へのプレゼントにも人気だとか。
ブールドネージュは軽くて、フカフカしていて、サクサク食感が楽しいクッキー。
もういろいろあって選べない!
そんな方にはギフト用にアレンジされたセットがオススメです。
中目黒新聞
焼き菓子もナイスなもばかり充実してますね。
茂木さん
もっといろいろ作りたいものもあるのですが、
とにかく美味しいものをシンプルに作って喜んでもらえたら嬉しいです!
中目黒新聞
最後にグリシーヌおすすめのホワイトデーアイテムを教えて下さい!
茂木さん
実はホワイトデー用に商品を準備しているんですよ~
と、ニッコニコで持って来てくれたのが
アマンドショコラ / マカダミアショコラ 各550円(ホワイトデー時期限定)
キャンディのようにパッケージされていてとてもカワイイです。
中身はこんな感じ。
キャラメルにチョコレートをコーティングされており、カリッとした食感と香ばしい風味が最高です。
そして、ちょっとスペシャルなプレゼントにはこちら。
ケークローズ 850円(ホワイトデー時期限定)
ピンク色のパウンドケーキの上には香り豊かな食用のバラが飾られています。
こんなステキなお返しができたら女子からの評価もUP間違いなしですね。
茂木さん、イチセさんとの会話を楽しみながら、心のこもった個性溢れる洋菓子を選ぶ。
都会の中でケーキを通じて心と心を通わせるつながり、ステキですね。
ホワイトデー対応に焦っている男子はもちろん、プレゼントや手土産、自宅用などの普段使いからスペシャルオーダーの相談など、様々なニーズに応えてくれると思いますよ。
目黒川沿いで“木こり”を見つけたら、それはきっと茂木さんかもしれません。
ぜひお散歩の途中で訪れて見て下さい。
現在「パティスリー ラ グリシーヌ」では、販売スタッフを募集中とのと。
とってもステキなお店で、心のこもった接客をしたいあなた、ぜひお店のホームページから問い合わせしてみてください。
笑顔のステキなお二人があなたのエントリーをお待ちしております。
Patisserie LA GLYCINE|パティスリー ラ グリシーヌ
所在地:目黒区青葉台3-17-7
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
電話:03-6455-0213
HP:http://www.patisserie-la-glycine.com/
Facebook:https://www.facebook.com/PatisserieLaGlycine