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「ル・ボ・クール」某有名ホテル出身シェフによる伊×仏の欧風料理が絶品&リーズナブル。

こちらのシェフ、もともとは東山でランチを提供し、人気あり過ぎでいつも満員・・・ 「チョット~なんとかならないの!?私も食べたーい!」という声に後押しされ、6月25日に新たにお店をオープン。

ということで、中目黒駅から徒歩5分の新店にうかがってまいりました。

お店が入っているのはビルの3階。ビルの入り口にあるコチラの看板が目印。

ル・ボ・クール

・・・ところで、フランス語の「LE BEAU COEUR」はちゃんと読めました? フランス語に慣れていない方のために、念のためお教えしますね。

『ボク、クール!』

俺ってカッコイイ!? あっ、いえ、間違えました。

『ル・ボ・クール』

と読みます。意味は「美しい心」。すてきな名前ですね~、益々期待をふくらませつつ、エレベーターで3階へ。

 

そこにはビルの入り口から想像できなかった開放的な空間が!

ル・ボ・クール

大きな窓からは空が拝めるので、とても開放的。

テーブル席からもカウンター席からも空をかんじることができ、デート使いにもよさそうです。こちらのメインフロアは、4~6人掛けのテーブル席が5つに、カウンター席が5つほど。

メインフロアの手前には、6人ほど座れるしっとりとしたいい雰囲気の個室もあります。

ル・ボ・クール

合コンや女子会はもちろんのこと、ビジネス的な使い方もできそうな空間です。

 

さて、どんなお料理をいただけるのでしょうか、わくわくドキドキの中目黒新聞を笑顔で出迎えてくださったのは、サービス担当の江口さん。

ル・ボ・クール

――こんにちは。今日は宜しくお願いします!さっそくですが、ディナータイムということで、コース料理だけだったりしますか?

「コース料理もございますが、カジュアルにお好きなものを召し上がっていただくということでも大丈夫ですよ」

――おお、そうなんですね。たしかに黒板にはメニューがかわいく描かれていますね。

ル・ボ・クール

「こちらの黒板メニューは本日のおすすめになります。よろしければ何品か選んでお持ちしましょうか」

――いいですね~!それじゃ、江口さんにおまかせします!

 

というわけで江口さんに丸投げしてキョロキョロしていると、美味しそうな香りが厨房から漂ってきます。そして最初にいただいたのがこちらのお料理。

ル・ボ・クール

白レバーのムース 500円

上面の焦がした砂糖パリパリのところ(所謂「キャラメリゼ」)からなんとも香ばしい匂いが・・・

ル・ボ・クール

たまりません!

さっそくパンの上にのせて頂きます!

ル・ボ・クール

う~ん、しっかりした舌触りでとっても濃厚です。まろやかなレバーとサラッとした脂、そしてキャラメリゼされた砂糖がパンと共に絶妙のハーモニーを奏でております。レバーと聞いて、もう少しザラついた食感を想像していましたが、いい意味で裏切られました。江口さんによると、生クリームの使い方に秘密があるんだとか。

完全に食欲スイッチオンです。

せっかくだからワインも頂いちゃおう、ということで江口さんにセレクトをお願いしました。

ル・ボ・クール

モンテプルチアーノ 2012 2,700円

しっかりとしたボディ感のあるイタリア産の赤。舌に絡んだムースの濃厚な脂をイイ感じにお腹の中に運んでくれます。

 

そして、次にいただいたのがコチラ。

ル・ボ・クール

本日のオムレツ(チーズソース) 600円

美しいんです。純白のドレスを纏った卵のプリンセスです。カットするのがもったいないくらいですが、ここは意を決してスプーン入刀~

ル・ボ・クール

フワッフワじゃないですか!

そしてたっぷりとオムレツにかけられているチーズソースがまた絶品。と、興奮してるところに岩見シェフが登場されました。

ル・ボ・クール

――いやあ、美味しいです。オムレツ、最高ですね!とてもシンプルなお料理だと思うんですが、こういうお料理こそ、そのお店の特長が表現される特別な一皿、って感じがします。

「ありがとうございます。このオムレツは数個の卵を贅沢に使っています。料理人になって最初に鍛えられたのがオムレツだったのですが、それ以来工夫を重ねたどり着いたカタチをこの一皿に表現させていただいています(笑)」

――オムレツ本体のみならず、こちらのソースもとても美味しいです。何か秘密が?

「秘密というわけではないんですが、グラナ・パダーノというチーズをたっぷり使ってます。よく知られているパルミジャーノ・レッジャーノよりも熟成が浅めなので、よりアッサリというかスッキリ、繊細に仕上がるんです」

――なるほど~、それにしても美味しい!

 

そしてお次はパスタです。

ル・ボ・クール

フジッリ・カサレッジのアラビアータ 800円

こちらも岩見シェフのこだわりが詰まった一皿。ベースは赤唐辛子がピリッと効いたトマトソース仕立て。そこにひとひねり、表面にバーナーで軽くあぶったような焦げ目がつけてあっり、こうばし~い香りがふんわ~り漂ってきます。

もうたまりません!

ル・ボ・クール

この香りとクリスピー感がプラスされることで、がっつり食べたい時はもちろん、ワイン中心で楽しみたい時にも、お酒のアテにチョコチョコつまむような頂き方もアリな逸品に。そしてパスタの断面をよ~く見ると・・・

ル・ボ・クール

S字なんです。

こちら、フジッリ・カサレッジという種類のものだそうで、ソースの絡みが非常によいのだそう。食感も独特なかんじがして、食べていると楽しくなります。

 

そして、本日のメインディッシュとしていただいたのが、コチラ。

ル・ボ・クール

本日のハンバーグ!!

ウェハース状に薄~く焼かれたチーズの下には、パプリカやオクラ、アスパラなど旬のお野菜。そして真ん中にハンバーグと呼ぶにはあまりに肉々しい、存在感抜群のハンバーグが鎮座しています。

ル・ボ・クール

本日のハンバーグ 1,200円

「こちらのハンバーグ、ジビエを使っているんです」

――ジビエ? それは滅多にお目にかかれないレアものですね!

「肉は日によって色々なのですが、本日は鴨肉のハンバーグです」

――うお~、どんなかんじなんですかね~、いただきます!

ル・ボ・クール

ムムッ!? ワイルド~!!

――普通の鴨肉とぜんっぜんっ違いますね!とてもワイルドで独特なお味・・・でも脂のかんじは意外とあっさりなんですね。

「ジビエをしっかりと味わっていただきたいということもあり、つなぎを殆ど使っていないんですよ。ですのでかなり肉感の強いお味になっていると思います」

――なるほどですね~ それにしてもユニークなハンバーグで、クセになりそうです。

 

オーラスはデザート。岩見シェフによる本日の自家製デザート4品より2品を注文。

ル・ボ・クール

イタリア風チョコレートプリン「ボネ」 450円

こちらはアマレッティというアーモンドのリキュールが利いた、ちょっと大人なチョコレートプリンはプリンなのにしっかりとした固めのドルチェ。こってりとしていますが口溶けが良く、あっという間に完食です。

そしてデザート2品目はコチラ。

ル・ボ・クール

カタラーナ 450円

キャラメリゼのパリパリの部分となめらかなクリーム部分の調和が絶妙です。軽やか~な感じで一瞬のうちにいただいちゃいました。

 ん~、たまりません、もうダメ!

本日はご馳走様でした。

 

最後に、耳よりな情報を一つ。

こちらのお店、もともと岩見シェフのランチが大人気すぎて、移転することになった事は冒頭でお伝えした通りですが、ル・ボ・クールとして新装オープン後もスタートしたそうなんです。その大人気ランチが!

ル・ボ・クール

3種類の前菜、スープ、サラダ、メインディッシュ、そしてデザートとコーヒーがついて

たったの1,000円

お料理の素晴らしさは今回お伝えした通り折り紙つき。そのクオリティはそのままにランチタイムにも岩見シェフのお料理がいただけます。

――ところで江口さん、ランチもディナーも著しくリーズナブルですが大丈夫なんでしょうか?

「ん~、とにかくたくさんのお客様にル・ボ・クールのお料理を楽しんでいただけたら、私たちも

たまらなく嬉しいです!」

 

若干フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも利用できる、イタリアンとフレンチ、いいとこ取りの欧風料理。そしてお値段もとてもリーズナブルな「ル・ボ・クール」 中目黒駅すぐそば、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

欧風キッチン ル・ボ・クール Le Beau Coeur
所在地:目黒区上目黒2-44-24 COMS中目黒3F
電話:03-6303-2314
営業時間:12:00〜14:00(L.O.)/18:00〜22:00(L.O.)/22:00~26:00(Bar Time ※8月より開始予定)
定休日:日曜日
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