いつものようにナカメをパトロールしていたある日。

目黒銀座商店街を奥まで進み、Sun2Dinerの角を右に曲がって少しのところに、

なんとな～く気になる「外壁」を発見。

何かが壁に絵が描いてあるんですよ。

落書きとかじゃなくて、ウォールアートと呼ぶに値するオーラを放つこちらの壁。

Ａ・Ｌ・Ｔ・Ａ・Ｇ・Ｒ・Ａ・Ｃ・Ｉ・Ａ　？

そして、鳥？

外壁の手前にもさりげなく看板のようなものがぶら下がっています。

やはり「ALTAGRACIA」というお店のようなので、とりあえず鳥さんが指している方向へ突撃してみることに。

壁画の脇の建物に挟まれた通路を奥まで進むと、

右手に白壁と重厚な木の扉が現れました。

扉の右手にある階段を上り恐る恐る様子をうかがってみます。

どうやら洋服屋さんのようですね。

これなら大丈夫、ということで一気にフロアまで突入すると、木とレンガの風合いがいいかんじの温かみのある空間が広がっています。

むき出しの梁とか、鹿の角らしきものを使った照明とか、相当インテリアへこだわってそうですよ。

さらに壁に掛かっているこのアニマル君たち。

木彫りで細かく表情を再現していて、これだけズラリと並んでいるとちょっと怖いような、でもそれぞれを見ているとカワイイような。

っていうか、壁画の鳥はいないな～、なんて思っていると、背後から、

「そちらお面なんですよ」

と、ちゃめっ気たっぷりに登場したのがスタッフの坂本さん。

その流れに乗り、お話をうかがうことに。

 

中目黒新聞
それ、お面だったんですね～、鳥人が出たかと思いましたよ～
独特な雰囲気が醸し出されているお店ですけど、えーっと、洋服屋さんなんですよね？

坂本さん
はい、主に「Niche.（ニッチ）」という自社ブランドのウェア類を扱っていまして、他にも南米を中心に雑貨や小物などを集めたセレクトショップです。
こちらのお面もアルゼンチン南部の部族がお祭りで使うものなんですよ。

中目黒新聞
アルゼンチンですか！意外な国が出てきましたね。
インポートものにも色々あると思いますけど、なんでまたアルゼンチンなんですか？

坂本さん
そうですね、アメリカやヨーロッパじゃなくてもっと違う何かを取り入れたくてアルゼンチンに行き着いたというかんじですね。
「Niche.」はモノによってアルゼンチンやメキシコなどで生産しているのですが、南米のネイティブで土の匂いが混じったかんじと、今の雰囲気を掛け合わせたようなイメージで展開しています。

中目黒新聞
ほ～、ではオススメのアイテムをいくつか紹介していただけますか？

坂本さん
かしこまりました。

 

というわけで、坂本さんレコメンドアイテムを紹介していただきました。

 

Niche. USA  corriente pocket hooded sweat – solid　13,650円

Niche.ブランドの中でもこちらはアメリカで縫製されたもの。

胸ポケットがアクセントのシンプルなデザインで楽に着れそうです。

 

Niche.  Comodo pocket t-shirts　11,550円

ざっくりとした風合いと少し短めの丈が女性でも着れそうなトップス。

店内にはユニセクシャルなアイテムも多数見受けられます。

 

Old Park  TOWEL DENIM PT　25,200円

日本のブランド[Old Park]によるデザインの効いたデニムパンツ。

古着を解体、リメイクすることが得意なブランドとのことで、タオル生地をあしらったポケット部分が履いたときにチラ見えするのが良いカンジ。

 

Niche. Argentina  ciuded marco shoes　19,950円

あの名作アニメ『母をたずねて三千里』の主人公・マルコが履いている靴をイメージしたというシューズ。

アルゼンチンの小学校の体育館の上履きなどを作っている工場にオーダーして生産されているそう。

オイルドレザーの落ち着いた表情がインポート感を醸しています。

 

Niche. Argentina  suede loco pablo shoes　17,850円

カラフルなクレイジーパターンのシューズ。

スエード素材をパッチワークにして作られるため、一点一点微妙にデザインが違うんだとか。

かかとを踏んでサンダルっぽく履くのもOK！

 

Niche.  uno horizontal barco bolsa　26,040円

キャンバス地のバッグにペルーで編んだテープをあしらったもの。

手編みならではの独特の味わいを活かしつつ、バッグ本体は日本の縫製技術で丈夫なものに仕上げるという機能性とデザイン性の合わせ技。

 

それにしてもこだわりのアイテムのオンパレードですね～

アルゼンチンと聞くとちょっとハードルが高いかと思いきや、全体的に南北いろいろアメリカンってかんじで意外とカジュアルですね。

ここでふと思い出し、最近コラボ記事でお世話になっているファッション通のStaff Snapのスタッフに連絡して聞いてみると、ALTAGRACIAは通の間では有名なイケてるお店なんだそうです。

「やっぱりな～、そうなんですね～」と振り返ると、

中目黒新聞
あら、坂本さん、澄ましちゃってどうしたんですか？
ってか、本なんか抱えちゃって、塾でも行くんですか？

坂本さん

フッフッフッ。

 中目黒新聞
あーあー、お店で本なんか読んでいいんですか？
ちなみに何の本ですか？　モアイの謎とか？　マラドーナ関連？

坂本さん

フッフッフッ、騙されましたね（笑）

コレ本じゃないんですよ、ほら。

PUEBCO  Canvas Empty Book　2,730円

 

中目黒新聞
あら～、やられた！　坂本さんってスパイですか？

坂本さん
いえいえ、「PUEBCO（プエブコ）」というブランドの小物入れなんです。

本の形なので縦にして並べたり、平積みしてこ～んなかんじでインテリアとしても飾れますよ。

なんと、本棚上部に高く積み上げられていたのは、ホンモノの本じゃなくて小物入れだったとは！！

仕上げとか妙にリアルでわくわくするアイテムなので、プレゼントとして贈るのも気が利いていて良いかもしれませんね。

 

本型小物入れに食いついてしまいましたが、他にもアクセサリーなどもご紹介。

Niche. Argentina  flower wide bracelet　7,140円

アルゼンチンの蚤の市で見つけてきたというブレスレットは、ホンモノの花が密閉されているんです。

現地では、お母さんが花を摘んできて、お父さんが金属部分の加工を担当みたいなかたちで、家族みんなでひとつずつ丁寧に手作りで仕上げている一点物。

こんなエピソードを聞いちゃうと、つい惹き込まれてじっくり眺めてしまいますね～

 

他にもネクタイやギターストラップなど、ポイントポイントで個性が際立つアイテムがあれこれラインナップ。

ちょっと変わったものを選びたい！

というときのプレゼント探しで立ち寄るのもアリですね。

 

中目黒新聞
あの外壁を見つけてお店に入るまでは不安でしたが、今まで出会った事のないアイテムを紹介していただき、冒険した甲斐がありました（笑）
※外壁の絵は、ペインティングなどを手がけるアーティスト・DISKAH氏によるもの。

坂本さん
元々は一軒家だった建物を改装し、隠れ処をイメージしてお店を作っているんです。

お店の名前の「ALTA GRACIA」というのは、アルゼンチンに実在する地名なんですけど、革命家のチェ・ゲバラが隠れ処として使っていた町なんですね。

なので隠れるようにやっているお店ですが、本気で隠れてるわけではないので、ぜひ見つけて来てもらえると嬉しいですね（笑）

ファッション通にはもちろん、ひと味違った逸品を見つけたい！という方にもオススメの「ALTAGRACIA」。

まずは探検のつもりで覗いてみてはいかがでしょうか。

 

 

ALTAGRACIA
所在地：東京都目黒区上目黒4-9-3
電話：03-5734-1662
営業時間：13:00～21:00（月～土曜日）/13:00～20:00（日曜日）
定休日：水曜日
HP：http://www.altagracia.jp/
Facebook：http://www.facebook.com/pages/AltaGracia/314525078583873

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