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小さなお花屋さん「ex.(イクス)」誰かにお花を贈りたくなる提案をしてくれるナカメのニューカマー。

中目黒駅から線路脇を祐天寺方面へ歩くこと5分。

この7月にオープンしたばかりの小さなお花屋さん「ex.(イクス)」は一見アトリエかな?と思うような佇まい。

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ショップの前に出されている植物たち、それぞれがイチイチちょっと洒落てるんです。

例えばこんなかんじのちょっと和テイストも感じるステキな鉢植えとか、

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小ぶりな盆栽とか、

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ちっちゃくてカワイイ多肉植物とか、

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ちょっとスタイリッシュというかキレイ目な印象の植物たちが多く感じますが、これも店主のこだわりなんでしょうかね。

そんなわけで、今回初めて店内に突入しお話をうかがってみることにしました。

 

コンパクトな店内は、心地よいBGMが流れ、色とりどりの生花や鉢植えのお花、観葉植物などがきれいに並べられています。

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そしてカウンターで何やら熱心に作業されているメンズが店主でしょうか。

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中目黒新聞
こんにちは~、中目黒新聞といいます~

店主
えっ? 中目黒新聞? 知ってますよ~

ってかファンです!

中目黒新聞
えぇっ? そうなんですか? 滅多に言われないから嬉しいな~、じゃ取材OKですね?

店主
え~~~?! 取材してくれるんですか? 是非お願いします!

ex.

と、たった10秒という記録的&理想的な取材交渉の末、店主の田中さんにお話をうかがえることになりました。

 

中目黒新聞
そもそもなのですが、こちらショップですよね?

田中さん
はい、ショップですが、アレンジメントなどをこちらで制作するので、アトリエでもあります。

中目黒新聞
「ex.(イクス)」というショップ名はどんな意味があるのですか?

田中さん
はい、実験や試みを意味する「experiment」と、体験や経験を意味する「experience」の「ex」が由来になります。
このショップで新しいことを試み、新たな楽しみを生みだし、そんな体験を提供できる場にしたいという想いを込めているんです。

中目黒新聞
ほほ~、具体的にどんな新し目のことをされているんですか?

田中さん
7月にオープンしたばかりなのでまだまだこれからなのですが、まずは気軽に参加できる少人数のワークショップや、出張植え替えサービスなどは始めています。

基本的には地域に寄り添うサービスを中心に拡充していきたいと考えています。

また、ネットを活用したサービスにも力を入れています。

中目黒新聞
ほう、それはどんなサービスなのですか?

田中さん
ひとつは「flowing」という、洗練されたデザインのアレンジメントで、大切な人へ想いを伝えるギフトフラワー専門のオンラインサービスです。
それと、「PODS」という、厳選した一点ものの植物を、スタイリッシュな鉢と合わせた「鉢映りがいい」鉢物専門のオンラインサービスです。

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左:flowing / 右:PODS

 

中目黒新聞
あれ? もしかして先程作業されていたのは「flowing」の商品ですか?

ex.

田中さん
そうです!箱の中にアレンジメントするスタイルのものです。
高級感のあるオリジナルのボックスに、新鮮な季節の花を贅沢に詰め込んでいます。
持ち運びがしやすく、箱を開けた時のサプライズも楽しんでいただける商品です。

中目黒新聞

ほほぅ、ステキです!

しかし、こちらゴルフボールがで~んと入ってますがどういうことですか?

ex.

田中さん
ご注文いただいた方からのオーダーなんです。
ゴルフ好きの方のお祝いということで、ゴルフボール入れてみよう、ということで(笑)

中目黒新聞
へ~、贈るほうも、贈られるほうも楽しめるかんじでいいですね!
他にはどんなものがあるんですか?

田中さん
アレンジメントはご注文いただいてから作るものなので、今手元にはないんですよね。
よかったら「flowing」のウェブサイトでいろいろなスタイルを紹介しているのでご覧ください。

 

というわけで、ウェブサイトの写真を拝借しご紹介。

 

ex.

左:「KAGO」 4,200円

長方形のバスケットに色とりどりのお花を贅沢に詰め込んだアレンジメント。

右:「TABA」 3,675円

厳選した季節の花で束ねたブーケ(花束)。かわいい包装紙で包んでくれます。

 

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左:「HARI」【preserved】CUBE (YELLOW) 3,150円

高級感のあるガラスの器に、長期間楽しめるプリザーブドフラワーをキレイに詰め込んでくれます。

右:バラ(大輪)の花束 1,890円

「ex.」はいろいろな種類のバラを揃えていますが、花の大きな種類のバラだけで作られた花束、ここ一番で活躍してくれそうですね。

いや~、それにしても誰かにお花を贈りたい気分になってきましたよ。

お店で相談して作っていただくのも楽しいですし、アレンジは田中さんにお任せして、ネットから贈れるというのもいいですね。

 

そしてこの時期はクリスマスリースも制作・販売中。

すべて土台から田中さんがハンドメイドしているそうです。

他にはない「一点モノ」というのもそそられますね~

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左:Xmas wreath “WHITE” Small 4,200円 (約Φ200mm)

右:Xmas wreath “RED” Large 8,400円 (約Φ300mm)

厳選したプリザーブドフラワー、ドライフラワーを贅沢に使った、flowingオリジナルのクリスマスリース。

花材はヒムロスギ、ユーカリ、アジサイ、松ぼっくり、ハス、スターアニスなどを使用し、“WHITE”は大人っぽい雰囲気、“RED”はこれぞクリスマスな雰囲気の仕上がりデス。

ショップにあった実物を見て思ったのは、ハンドメイドだからこそのホンモノ感。

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ちょっとリッチな気分のクリスマスを過ごせそうですよ。

 

そして「PODS」の鉢物もいくつか発見。

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ex.

いずれも、最近ちょっとキテいるベルギーの器「ドゥマーニ」を使ったもの。

一点物の植物とそれに合った鉢の相乗効果でセンス溢れるオブジェになっています。

こんな鉢をリビングに置きワンランク上のインテリアを楽しみたいですね。

 

ところで田中さん、もともとは大手メーカーに勤務するいわゆるサラリーマンで、左脳的なお仕事を任され取り組みながら、実際に手を動かす仕事や、情緒的なテーマに対する思い入れが強くなり、お花の道を志すことを決意したそうです。

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中目黒新聞
結構思い切った方向転換をされたんですね。

田中さん
そうですね、メーカー退職後はニコライ・バーグマンで修行させてもらい、その後NPOに参加したり、上海に留学したりして、いろいろ大変なこともあったのですが、今こうして中目黒で新たなスタートを切れたので、楽しみながら思いっきりチャレンジしていきたいと思っています。

中目黒新聞
今のモチベーションを一言で表すとどんなかんじですか?

田中さん
ちょっと青臭いかも知れないですけど、こういう時代だからこそ、都会で暮らす方々に「花を贈る、花で祝う、緑を育てる、緑で飾る」といったことを通じて、花や植物ともっと関わってほしいと思っています。
また、その魅力を肌で感じてることで、日々の暮らしをもっと楽しんでいただくキッカケを提供できたら嬉しいですね。

中目黒新聞
田中さんとお話してると、真摯な想いが伝わってきますよ。
これから益々のご活躍を期待しております!

ex.

とにかくお花に対して誠実な田中さん。

小さなお店だからこそ、お客様といろいろなお話を交わし、そこから新しい提案をしていきたいということです。

ふらりと立ち寄り相談してみたら面白いことを提案してくれるかもしれませんよ。

 

 

ex.
所在地:東京都目黒区上目黒2-46-4
TEL:03-3712-2855
営業時間:11:00 – 20:00
定休日:不定休
HP:http://www.botanic.in/
Facebook:https://www.facebook.com/botanic.ex
fowing:http://botanic-flowing.com/
PODS:http://podz.theshop.jp/


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※編集部注記
記事の表現を一部修正いたしました[2015.4.20]

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