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「FJ’s」伝説のミュージシャンの気配を感じながら、ライブやイベントを楽しめる上質なダイニングカフェバー

目黒区役所の近く、駒沢通り沿いのエリアは落ち着いた雰囲気で、良さげなお店が色々とありそう・・・ と思いながら完全にチェックが手薄だった中目黒新聞。

その辺りにミュージシャンの方がつくったステキなお店があるよ、と美人読者からのタレコミをいただいたので、さっそくお邪魔することに。

 

中目黒駅から駒沢通りを祐天寺方面に向かって歩くと10分ちょっと。

Fj's

左手にあるのが今回ご紹介する「FJ’s(エフジェイズ)」です。

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店内はゆったり座れるテーブル席とソファー席あわせて7つほどとカウンターがあり、駒沢通り沿いに面した窓を全開にするとかなりの解放感。

Fj's

奥には8席のカウンターやソファー席があります。

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一見すると、使い勝手の良さそうな普通のカフェ風。

 

でも、よくよく見てみると音楽用の機材がさくさん置いてあったり、有名なアーティストの手によるものなのか、壁にサインがいっぱいあったり。

「ライブスポット」というだけあって、パフォーマンスをする方たちにとっての環境もバッチリ。

Fj's

もの珍しくてキョロキョロしていると、ターンテーブルやミキサーなどの機材の下にすごく渋~いルックスの電子ピアノを発見。

こんな感じのやつを有名ミュージシャンが弾いてるのをYouTubeでみたことがあるような・・・

Fj's

ちょうどそこでBGMをセレクトしていたのはスタッフの若菜さん。

なかなかのイケメンです。

Fj's

中目黒新聞
こちら、なんだかすごく渋い感じの電子ピアノですね。

若菜さん
ええ、こちらは深町さんが使っていたものでヤマハのCP-80というものです。
あまり詳しくは知りませんが結構価値のある楽器らしいですよ。

中目黒新聞
やっぱり、オーラからしてそうだと思いました。

 

FJ’sはキーボードやシンセサイザー奏者として、そして作曲家、編曲家として有名なミュージシャン、深町 純さんが作ったお店。

そう、FとJは、深町 純さんの頭文字。

深町さんは、自身のソロアルバムのみならず、井上陽水さん他のアーティスト作品への参加も数えきれないくらいというスゴイ方でしたが、惜しまれながら2年程前に亡くなられたのです。

お店にある機材やインテリアの中には、実際に深町さんが使われていたものが多数あるそうです。

Fj's

やっぱり伝説のミュージシャンというだけあって絵になりますね。

お店の一角には、深町さんのCD販売コーナーも。

Fj's

 

ここで、店長の通正(つうしょう)さん登場。

Fj's

相当なイケメンです。

 

中目黒新聞
通正さん、深町さんとは、長いお付き合いだったんですか?

通正さん
いえ、実は残念ながらお会いしたことはないんですよ。
深町さんが亡くなられた後に、「この場所、この雰囲気がなくなってしまうのは忍びない」と、現在のオーナーがそっくり形を残したままでお店を受け継いだんです。
そして、そのタイミングで僕が店長としてお店を任されたんです。

中目黒新聞
なるほど、それは責任重大ですね~

通正さん
FJ’sというお店が持っている不思議な魅力というかオーラみたいなものは、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。
でも、それだけじゃなくて、僕らなりのサムシングをプラスしていくことも必要じゃないかなとは考えています。

Fj's

通正さん

だよね?

若菜さん

そうすね。

Fj's

中目黒新聞
エッ?

若菜さん

では、好きなの一枚選んでください!

中目黒新聞
エッ?・・・ ちょっとどういう展開? エッ、エッ?

鮮やかなカードさばきで次々とマジックを披露する若菜さん。

Fj's

通正さん
びっくりしました? 若菜は以前、マジックバーで働いていたこともある元プロのマジシャンなんですよ。

マジックはほんの一例で、来ていただいたお客様にはいろんな方法で楽しんで頂きたいなって思っています。

もちろん音楽ライブはFJ’sの目玉であることには変わりないのですが、最近はお笑いのライブや演劇などもやっていますしジャンルは限定はしてません。

なにかやりたい方、楽しい催しでしたら大歓迎です!

中目黒新聞
なるほど、そういうことですね。
いや、今、すごく伝わりましたよ!
ちょっとビックリしたので喉が渇いたな~、何か頂いてもよろしいですか?

若菜さん

「若菜ハイボール」はいかがでしょうか?

 

また何かネタでも?と身構えていましたが、はずれました。

Fj's

若菜ハイボール 550

 

若菜さんが考案された、リンゴ酢がほんのちょっとだけプラスされたハイボール。

ほのかに甘酸っぱくて飲みやすい!

お店の雰囲気にも慣れてきて、すっかりリラックスしてきたところで、おすすめのフードメニューをいただくことに。

 

Fj's

めんたいカルボナーラ 1,000円

 

一度食べたお客様は病みつきになって、何度もリピートされるそう。

とにかく明太子と厚切りベーコンが「これでもか!」というくらい入っていてボリューム満点な一品です。

 

Fj's

サンドウイッチ 900

 

超まろやかなチーズ「ブリア・サヴァラン」と生ハムを挟んだ、シンプルなのにリッチな味わいのサンドウイッチ。

こちらもかなり食べ応えがあります。

 

Fj's

チョコレートパフェ 550

 

こちらは、「これぞ、チョコパフェ!」という王道な感じの一品。

こちらもボリュームに不足なし!この王道感がウケているのか、夜中にこのパフェだけが目的で来店されるファンの方もいらっしゃるとか。

 

ちなみに今、頂いた3品、シンプル系なのに病みつきになりそうなお料理を作ってくださったのは、こちらのプロマイドに写っている浴衣美人の國岡(クニオカ)さん。

Fj's

一枚 300円!

 

若菜さんによると、このプロマイドが結構どころか、かな~り売れてるんだとか・・・

高いのか? 安いのか? それはよくわからないけど、

カワイイことは間違いないっす!

お料理とプロマイドの話に気を取られて、ご本人の写真を撮らせていただくのを忘れてしまったので、写真にズームイン!

Fj's

コピー、プリントアウト禁止でお願いします(笑)

 

お腹もいっぱい、ごちそうさまでした!

軽めのカフェフードを予想していましたが、いい意味で裏切られました。

深夜でも(FJ’sの日曜を除く閉店時間は28時!)こういうキチンとした食事が出来る場所があるというのはありがたいですね!

 

 

そして、一週間後・・・

 

FJ’sの魅力をきちんと理解するには、やっぱり音楽ライブでしょ!

ということで通正さんと若菜さんがオススメのライブを観るために再度おうかがいすることに。

 

「いらっしゃいませ!」

Fj's

中目黒新聞

はっ? 誰?

ん、もしかして若菜さん? そのパツキン、もしかして

新しいマジックですか?

若菜さん
家で壮大なマジックの練習してたらボヤだしちゃいまして、そしたらこんな色に・・・

中目黒新聞
・・・・・・・・

若菜さん
なんでもないです。
ホントは今日からお店に新キャラが加入しましたので、気合入れようと思ってですね。
是非、紹介させてください。

Fj's

中目黒新聞

わぉっ、お美しい!

失礼ですがお名前を教えていただけますか?

ともみさん

不倫の「倫」に、「美しい」と書いて、「ともみ」ですっ。

よろしくお願いします!

中目黒新聞
・・・・・・・・

 

それにしてもFJ’sのスタッフのみなさん、容姿もそうですが、キャラ的にもステキな方ばかりですね。

そうこうしているうちに、いよいよライブがスタート!

この日はラテンナイト。

出演は、本格的なキューバ音楽を演奏する、ドス・ソネス・デ・コラソネス(Dos Sones de Corazones)のお二人です。

Fj's

左がボーカルとパーカッション担当のマコトさん。

右がギターとボーカル担当のムーチョさん。

ラテン音楽というと、個人的にはすごく賑やかでテンションの高い音楽ってイメージでしたが、お二人の奏でる音楽は、もっとスマートで透明感がある感じ。

ライブの前半、音楽というよりはお二人の持つ優しい空気感のようなものがFJ’sのフロア全体を満たしていくのが分かります。

Fj's

ライブの後半は、「出張ライブ」タイム!客席まで出向いて盛り上げる、盛り上げる!

そして若菜さんもバーカウンターを離れて演奏に参加です。

こんな感じのコール&レスポンスもFJ’sの大きな魅力の一つなんでしょうね。

マコト(Vo./Per.)さんのブログ「マコト日記」
http://chekere.exblog.jp/

 

 

ライブを観終わって改めて思ったのは「FJ’sは上質な空間」ということ。

パフォーマーの色々な表現はもちろんのこと、お客さん、お店のスタッフさんなど関わる人すべてを、おおらかに受け止めてくれる何か不思議な懐の深さを感じます。

また、お店の家具、調度品、楽器など、ほとんどが深町さんが存命中の頃と変わっていないということもあり、一度もお会いしたこともないのに、

深町さんの気配を強く感じました。

今後も新旧のいろいろな個性がミックスされて、さらに新しい伝説がこの場所から始まりそうな予感がします!

 

最後に、FJ’sさんから中目黒新聞読者の方へウレシイお知らせがあります。

9月いっぱい、バータイム来店時に「中目黒新聞を見て来た」とお伝えいただくと、

お好きなお飲み物を一杯サービス!

 

週末を中心に気軽なものからディープなものまで、いろいろな企画されているイベントをきっかけに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

Cafe & Livespot FJ’s
所在地:東京都目黒区中目黒5-1-20
電話:03-3760-2825
営業時間:
 ランチ タイム 月~金 11:30〜14:00 (L.O. 13:30)/土・日 11:30〜15:00 (L.O. 14:30)
 バー タイム 月~土 18:30〜28:00 (L.O. 27:00)/日 18:30〜24:00 (L.O. 23:30)
定休日:なし
HP:http://www.fjs-cafe-live.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/CafeLivespotFjs


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