ジワジワと気温も上がりはじめて、ビールが美味しい季節になってきましたね。 Tシャツ姿の方も街に増えてきて、夏の気配を至るところで感じる今日この頃。

今日は中目黒LOVERの皆さんに、仕事帰りに美味しくビールを飲んでいただきたい！そんな想いが詰まった情報をお届けしまっす！

おなじみ中目黒のディープスポット“目黒銀座商店街”に最近気になるお店が・・・

お店の前を何度か通り過ぎつつ、確認したのですが、どうやらPUBっぽいんですけど店名というか、看板が見当たらない。。

これはもう、入って確認しなくては！とお店に突撃してみることに。

 

中目黒新聞
こ、こ、こんにちはー。

PUBらしきお店の店員さん
いらっしゃいませー。

中目黒新聞
すいませんー、はじめてなんですけど、こちら何屋さんですか？

PUBらしきお店の店員さん

はい、PUBです！

スイマセン、まだ店名記載の看板作り中でもうすぐ届くはずなんですけど、ちょっと時間掛ってて。
とりあえず、オープンしちゃおうってことで4月からお店スタートしてます！

 

カウンターの向こうから素敵な笑顔で応対いただいたのが、店主のカネシマさんこと、カネちゃん。

この4月に兼ねてから住んでいた中目黒でお店をスタートされたとのこと。
早速お話を伺ってみました。

 

中目黒新聞
どうしてPUBを？

カネちゃん
以前オーストラリアに5年ほど住んでいて、その時に向こうの日常でのPUB文化を体感したんですね。
パブって『パブリック・ハウス（Public House）』を略してそう呼ばれていますが、パブリックって“公共”って意味で、まさにその地域に暮す人達みんなの憩いの場だったんですよ。
実際行ってみるとそういう使われ方されてて、あー、こういうのやりたいなーって。
目指しているのは地域に根差したローカルパブ。
お年寄りから子どもまで、皆で集まって楽しめる空間を作りたいなーと思っています。

中目黒新聞
そうなんですねー、自分もイギリスに滞在していた時はパブへはよく行きましたよ。
いいですよね、日本の喫茶店と定食屋と居酒屋が一緒になったようなアットホームな感じ。
そこからお店をすぐ立ち上げられたんですか？

カネちゃん
それから日本に戻ってきて、お店はじめる前に準備しようって思っていろいろな飲食でバイトして。
で実際に店舗持つならもう少し勉強しようと思ったんで、不動産屋に勤めて“土地”“場”についてのノウハウ等について学びつつ、立地面や大家さんとのコミュニケーションのあり方など、いろいろ勉強させてもらいました。
それでこの春からここ中目黒でお店をスタートしたんです。

中目黒新聞
それははそれは！ 中目黒にお住まいだったんですか？

カネちゃん
はい、もう10年くらい。 この街が好きなんで、ここでやりたいなと。

中目黒新聞
なるほど、さすが。
えー、ちょうどランチタイムなんで、お腹がめちゃ空いてるんですけど、フードメニューってあるんですか？

カネちゃん

ありますよ、とっておきのスペシャルメニュー。

中目黒新聞
むむむ、どれも美味しそうなんですけど、オススメは？

カネちゃん
そうですね、今オススメしているのがチキンティッカマサラという、パブ文化発祥のイギリス、英国風のインドカレーをご用意してます。
本格的なスパイシーな味なんで、ビールとの相性間違いなしですよ。

中目黒新聞
じゃあ、それとおすすめビールお願いします！

 

そして、登場したのがこちら。

KILKENNY 1pint　　1,000円

 

カレーを待つ間に、このキルケニーをぐびり。   ウマッ！！
口当たりの良い、さわやかな苦みを感じるお味。
イギリスのお隣、アイルランドのビール。※中目黒で呑めるのは多分ココだけ！
やっぱり、ビールって人を幸せにする力持ってますね。

入り口スペースが大きく、外のエアーを感じながら昼からビールを楽しめる素敵な場所。
商店街を行く人達の目線を感じつつ（笑）、心地良い開放感がさらにビールを美味しくさせているのかも。
なんて、グビグビ呑んでたら、来ましたチキンティッカマサラ！

チキンティッカマサラ（イギリス風インドカレー）　　800円

 

クリスピーなチップスがトッピングされたボリューミーなサラダと、ナン？のようなスナックとパクチーが載ったライス。
そして、スパイスの香るカレー。
さっそくいただきまっすー。 パクリッ！

 

中目黒新聞

ウマッ！！

ルーがすごく濃厚ですね。 ゴロッとした牛肉以外はトロトロなので視覚では確認出来ないんですけど、このルー何？

カネちゃん

ルーのおいしさ、気がついちゃいました？

実はこのカレー作るのに3日掛けてるスペシャルカレーで。
ルーの中に隠れているのは全部トマトで、時間を掛けてじっくり調理することで、香辛料が肉とトマトと絡み合って、絶妙な味になってるんですよー。

中目黒新聞
PUBランチ、恐るべしです！
あまりのおいしさに、ビールを追加。

LONDON PRIDE Premium ALE 900円

 

その名もロンドンプライド。
ロンドン市内に唯一残る家族経営醸造所であるフラーズで作られているエールを堪能しつつ、イギリス風カレーを味わうことに。

パクリッ、ゴクリゴクリ。プハー。

ロンドンのスモーキーな街並をシャーロックホームズとワトソンが走り回っている姿が一瞬頭の中をよぎりながら、中目黒の商店街をゆく人達を尻目に、グビグビ。
昼から、しあわせだな～と浸っていると、突然お隣からお声がかかりました。

 

 

『どうだい、おいしいかい？』

 

 

先ほどから、カネちゃんと地元のお話で盛り上がっていたお隣のお二人が寂しそうに一人でランチを食す中目黒新聞を気づかい声を掛けてくださったのは、お昼の常連のやっちゃんとみっちゃん。

中目黒界隈の全てを見てきたお二人（ご夫婦）とビールを飲みながらのお話タイムに。

やっちゃん
いやー、昔からあるお店はほとんど知り合いだけど、ここ（目黒銀座）もどんどん変化してるね。
最近はこうやって若い人達があたらしくお店を出したり、街全体でも若い人が増えてきて嬉しいね。
このお店にはオープン以来よく来てるけど、カネちゃんはいつも元気いいし、なんたって商店街の中にあって、開放的で入りやすい。
コーヒーだって美味しいの淹れてくれるから、喫茶店がわりに使ってるよ。

 

中目黒新聞
そうなんですね、すでにローカルPUBとして商店街の皆さんに愛されてるんですねー、いいですねー。
お二人からカレーもいいけど、フィッシュ＆チップス食べないと“モルトハウス”に来た意味ないよ！とご忠告をいただき、それならばとランチのフィッシュ＆チップスも注文。

 

やっちゃん
グビグビッ、グビッ。

美味しそうにビールを嗜むやっちゃん、激シブです。
お二人と明治・大正時代の人と、現代の人との生き方・働き方の違いをディスカッションしつつ、最近スマホを見ながら駅のホームを歩く若者が増えていて、ちーとも前を見ないで歩くから、線路に落ちる子もいるらしいと。
あれは、どうにかしないといけないね、という話で熱い会話を。
こうやって、隣り合った人同士で自然とおしゃべりできるお店って、なんだかホッとできるなー、と思っているところに

 

 

ド、ドーン！！

 

 

フィッシュ＆チップス　LUNCH　　700円

 

中目黒新聞
おおおっ！！キター！！！！！

カネちゃん
お待たせしましたー。
カレーがオススメですが、PUBと言えば、フィッシュ＆チップス。
定番のメニューなんでこ・だ・わ・りの一品になってますんで、ぜひご堪能下さい。

中目黒新聞
おいしそうー！！　早速、いただきまーす！

ガブリッ、 シャキッ、ホワッ、ジューシー。
衣の歯ごたえがしっかりしてて、中の白身がフワフワ、ジューシーなのに衣自体はすごく軽い。
またタルタルソースが超フレッシュ！
まさに恐るべしPUBランチ！！

パクパクッ、モグモグッ、ガツガツッ、シャクシャク。
さっきカレー食べたのに、フォークが止まらないっす。

 

中目黒新聞
このフィッシュ＆チップス、本場のイギリスで食べたのより数段旨いかも。。
こ・だ・わ・りって、このコロモの事ですか？

カネちゃん
わかります？こだわりその①は衣なんです。
衣を美味しくいただけるように、ペールエールをたっぷり使ってます、マジで贅沢に。

中目黒新聞
その①ってことは、②があるんですか？

カネちゃん
あっ、わかちゃいました？　こだわりその②はタルタル。
フィッシュ＆チップス、両方に合うように手作りで超フレッシュな味・食感にしてご提供してます。

中目黒新聞
どうりで、シャキシャキしてジューシーだなーと。

カネちゃん
そして、こだわりその③は、今食べていただいた白身魚。
この白身魚についてのこ・だ・わ・りはご来店いただいて一度食していただいた方のみお教えしてるんですよ。

中目黒新聞
えー？どういう意味なんですか？魚の種類ってことですか？

カネちゃん
いやー、ひとまずご来店いただいて食べてからのお楽しみで。
ちなみに、昼のランチのフィッシュ＆チップスは魚のサイズが半分なんですよ。

中目黒新聞
え、これで半分！（驚！！）

カネちゃん
そうなんです。なので夜にフィッシュ＆チップスをご注文される時は複数人でワイワイしながらつまんで食べるといいかもしれませんね。 なってったってPUB飯ですから！

中目黒新聞
いやー、こだわりまくってますね。

カネちゃん
ええ、フードもドリンクも両方楽しめる“ローカルPUB”目指してますから。

中目黒新聞
いやー、ここまで来たらもう一杯いただいちゃおうかなー。
何かちょっと変わったところでオススメありますか？

カネちゃん
あー、じゃあ、これなんかいいかもですね。

PUNK IPA　　1,000円

 

最近お店に並んだ、少量生産で品質重視の醸造所で作られているという珍しいビール。
このPUNK IPAを飲みにくる方もいらっしゃるそう。
酸味と苦みの後味が、男っぽくて美味しいです。（3杯目なので昼から酔ってる編集部の感想ですが）

 

中目黒新聞
あっ、そういえば店名キチンと聞いてなかったですね。

カネちゃん
店名はこちらをご覧下さい！

くるっと向けた背中に “Ye Malthouse”の文字。

 

カネちゃん
店名にも実は面白いエピソードがあるんで、カウンター席に座った際にお声掛け下さい。

秘密のエピソード教えちゃいます。笑

 

カウンター席はカネちゃんとおしゃべりしたい人向けの席。
手前のテーブル席はゆっくりビールを味わったり、仲間とワイワイするスペースという感じ。
中目黒LOVERの皆さん、これからの季節で仕事帰りにちょっと一杯なんて時は“イエ　モルトハウス”へ。

 

 

最後に、中目黒新聞を見てお店に来た方に特別特典のお知らせ。

スタッフのマユコちゃんが持っている【レモン】をキーワードに、

『中目黒新聞を見てきましたレモン！』

と言っていただくと、この記事の掲載日から3日間（5/21、22、23）は【SAPPORO DRAFT BEER 1パイント】を500円でご提供いただけますよ。 ※お一人一杯まで

中目黒のビール大好きのあなた！　この機会をぜひお見逃し無く！！
また通常17:00〜19:00は【HAPPY HOUR】として、SAPPORO DRAFT BEER 1パイントやGLASS WINE、ALL COCKTAILが500円！　なんです。
ハッピーアワー使わない手はないですね。

近日中に素敵なPUB看板がお店の前に設置されるそうなので、目黒銀座を歩く際には注目してみてはいかがでしょうか？
中目黒のローカルPUB、これから素敵なコミュニティスポットになりそうで、楽しみです。

 

 

 

イエ　モルトハウス　　Ye Malthouse
所在地：東京都目黒区上目黒2-24-14
電話：03-6452-2170
営業時間：11:30〜26:00
HAPPY HOUR：every day 17:00〜19:00

 

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