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ナカメの住宅街で出会うおいしさとくつろぎ。隠れ家どころか隠れ過ぎな「路地裏酒場 青CORNER」

気の置けない仲間を連れて寄りたくなる、本気の隠れ家をご紹介。

青コーナー

はい、民家です。

念のためですが、正面の明かりのついている「家」が、今回のお店路地裏酒場 青CORNER(ロジウラサカバアオコーナー)」です。

中目黒駅から徒歩5分、スマホ片手にドキドキしながら歩き、そばまで来ても少し半信半疑でウロウロしてしまいそうなところにあります。

隠れ家どころか本当に隠れちゃっています。

一軒家風のお店というより、リアル元・民家。

これ、「ただいまー」って開けるドアじゃん、開けていいの? 怒られない? というドアを開けると・・・

 

■はい、ちゃんとしたお店です!

青コーナー

カウンター席5つとテーブル席が3つで、20人程は入れそうなかんじです。

木造平屋ですが、天井が高いためかとっても広々とした印象。

青コーナー

ちなみに、玄関に入っても靴は脱がなくてOKですよ!

 

今回お話を聞いたのは、オーナーの吉利さん(通称:dateさん)と

青コーナー

店長のまりやさんです。

青コーナー

中目黒新聞
いやー初めて来た時は噂どおり「家」なのでびっくりしました。

吉利さん
はい、家です(笑)
普通の家だったのを大工さんに教わりながら自分で解体して改装しました。
だからあちこちいびつで、床もちょっと斜めなのでお箸が転がっちゃいますよ。

中目黒新聞
(箸を転がす)あ、ほんとだ。
しかし、こんな住宅街でご近所から怒られちゃったりしないんですか?

吉利さん
そこはお客様に協力いただき、きちんとルールを守っているのでご理解いただけていると思います。

青コーナー

中目黒新聞
一軒家で、看板もなくて、店名は「青コーナー」。
特徴満載ですが、どういう意図があるんですか?

まりやさん
もともと服飾系の同級生の仲間でやっているお店なんです。
飲食業界とは無縁な自分たちが飲食店にチャレンジしてどこまでやれるかという意味を込めて、「挑戦者」という意味の青コーナーにしたんです。

吉利さん
だからあえて看板も出していません。
一軒目としてホルモン屋さんをやっているので、二軒目は落ち着ける場所にしようと思ってこんな場所を選んじゃいました。

中目黒新聞
確かに、なんでだろう?っていうくらいすごく落ち着けます。
この空き缶の箸立てとか、いい味出してますよねーーーーー。

青コーナー

 

■遊び心のあるお酒ラインナップ

最初にいただいたのが人気のコチラ。

青コーナー

金宮珈琲(500円)

キンミヤ焼酎にコーヒー豆を3日間つけたもので、水割りがおすすめだそうです。

しっかり珈琲の味がするので軽く飲めちゃうけど焼酎多め。

飲み易いのでなめてかかったらボディブローのように後から効いてきそうなお酒です!

青コーナー

いずれメニューに載せる予定でいつも置いてあるそうですが、たまにコーヒー豆の漬け込みが追いつかず品切れのこともあるそうです。

そしておすすめの「自家製サングリア」(赤・500円)

青コーナー

中目黒新聞
甘みと酸味のバランスがよくておいしい! 甘すぎないから男性にもいいですね。
自家製ってことは、何か特別なものを入れているんですか?

まりやさん

えーっと・・・ヒミツ(笑)

2種類の果物と、あといろいろ入ってます!
ドリンクは、1杯500円程度でビール・カクテル・ハイボール・焼酎など。

「コーン茶ハイ」「トマトハイボール」とちょっと遊び心のあるお酒もあります。

青コーナー

あれ? この赤兎馬の梅酒とキンミヤ見覚えあるぞ・・・

カレー屋 アカマルと同じ?

 

中目黒新聞
あの、すぐそこのアカマルさんってご存じですよね?
並んでいるお酒が同じなんですよね。

まりやさん
はい! アカマルさんはご近所ということで仲良くさせていただいているんですよ。
青コーナーの営業が終わったらみんなでアカマルさんに飲みに行ったり。

青コーナー

吉利さん
ちょうど中目黒新聞さんにアカマルさんが載ってたんで、見てたところなんですよ(笑)

まりやさん
このお酒も、8月頭の青コーナー2周年イベントでアカマルさんからいただいたんです。

中目黒新聞
そうだったんですね!!! そういうつながり聞くと、なんだか嬉しいですねー!

 

■お料理は驚きのおいしさが連発

常連さんのオーダーを小耳に挟んだので、同じものを注文。

「セロキューください~」

青コーナー

セロリとキューリの漬け物(380円)

あっさりシャキシャキのセロリとキュウリ。

お酢の酸味とかつおぶしが効いて、バクバクいってしまうおいしさ。

あっという間になくなってしまいました。

 

そして、メニューを見てインパクトのありそうなお料理をオーダー。

青コーナー

冷やしトマトと山盛りパクチー(680円)

パクチー大量でおいしい!

チリソースのようなピリ辛で甘みのある味と相まって、食欲を誘う一皿になっています。

 

 

中目黒新聞、ここで青コーナーのお料理のレベルの高さを確信。

どれも一見手がこんでなさそうなんだけど(失礼)、家では再現できないクオリティ。

シンプルなはずなのに奥が深い、絶妙なおいしさです。

 

中目黒新聞
ん~~~~おいしい! 味付け聞いていいですか?

まりやさん

えーっと・・・ ヒミツです(笑)

中目黒新聞
ガ、ガード固いですね。
でもどれも本当においしくてびっくりしました。
何かこだわりとかあるんですか?

吉利さん
居酒屋なので定番を出してはいますが、やっぱりそこはね、ひとひねりのアイデアを加えていますよ。

 

おふたりの余裕の笑みを受けつつ、さらに青コーナーの名物料理をいただきます!

青コーナー

牛スジ煮込み バケット付(780円)

トマトが香るシチューをベースに、やわらかい牛スジとミートボールがごろっと入った煮込み。

そしてガーリックバターが塗られた厚切りバケットという幸せな一皿。

青コーナー

バケットにしみこむソース、そして鎮座する肉のかたまり・・・

たまりません!!!

この味とこのボリュームで700円とは青コーナーおそるべしです。

 

続いては「びっくり!玉子焼き(580円)」をいただきます。

青コーナー

びっくりサイズのふわっふわの玉子焼き。

中には刻んだピーマン、しめじ、たまねぎなどが隠れていて、シャキっとしたアクセントに。

お好みでマヨネーズやしょうゆをたらしてもおいしいんです、これが!

 

そろそろお腹いっぱいかなーと思ったけど、メニューを見ていてどうしても気になった一品を最後に注文。

青コーナー

親方仕込みのナポリタン(980円)

 

中目黒新聞
「俺の」ってついたメニューもありますが「親方」ってどなたですか?

吉利さん

親方ですよ。俺は俺で、親方は親方です。

中目黒新聞
(アカマルのクサマさんと似た種類のカウンターパンチ・・・)えっと、何の親方さんですか?

吉利さん
料理のですね。お店を始める前に修行させてもらったお店の親方です。
でも「ナポリタン」こういっちゃアレですが、フツーですよ(笑)

 

“フツー”と称された親方仕込みのナポリタンですが、ナス、タマネギ、ピーマンなど具材が大きめに入っていて食べ応え十分!

よくあるケチャップ味ではなく、まろやかでうまみのある味。

“フツー”を超えて満足度の高いナポリタンでした。

 

■大切な仲間を連れていきたくなる

お料理を連続で紹介してきましたが、合間に飲んだお酒もご紹介。

青コーナー

カリモーチョ(550円)

スペインメンズが初めて飲むお酒とされる、赤ワイン+コーラのお酒。

 

青コーナー

スプリッツァー(550円)

白ワイン+炭酸のスプリッツァーに角ウイスキーをちょっと足したもの。

 

ワインの割りものたちは、まりやさんが「このお店の雰囲気かなと思って」と流す昭和アイドルの歌謡曲とも相性よし。

最後にオマケでいただいた試作品のハムカツ(一口サイズ)。

青コーナー

パリパリ&さっくりで、ビールと合いそうな期待のニューカマーでした。

 

住宅街に隠れる路地裏酒場はいろんな意味で挑戦し過ぎなんじゃないかという正にチャレンジャー。

でもお店の方は気さくで話しやすく、お料理はどれも不思議なくらいにおいしくて、我が家のようにゆったりくつろげる一軒家でした。

たどり着いた人だけが味わえる幸せな時間、ぜひ体験してみてください。

 

 

路地裏酒場 青CORNER
所在地:東京都目黒区上目黒3-14-23
TEL:03-6451-0072
定休日:なし
営業時間:18:00~24:00
Facebook:https://www.facebook.com/pages/%E9%9D%92CORNER/168365793238233


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